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2024-02

カメムシ卵の話。(続編) - 2015.09.02 Wed

前回の卵から三カ月ほどたったある朝、朝顔の葉裏に怪しい影が...。



N4129-1.jpg
 2015.8.10(2枚)


あの時と同じような様子だが、真夏の空をバックに影の中でよく見えない。

そこでそうっと葉をつまんで光の方へ裏返してみた。



やはり生まれたばかりのカメムシの子供と卵だった。

N4132-2.jpg

今度は鮮やかな赤に黒い縞の派手な子たちだ。
卵の大きさは前のと同じくらい。俵型でなく球に近い。


二日後に幼虫たちが散っていった後の卵。孵らなかった子が1匹いたようだ。
前のチャバネアオカメムシと同様、フタがあって跳ね上げ装置も見える。

     N4180-3.jpg
 2015.8.12(2枚)

なんて美しい形。
装置もわりときれいに撮影できた。



N4181-4.jpg

周囲にいる黒っぽい幼虫は、初日の赤い幼虫(1齢幼虫もしくは初齢幼虫)が
一回目の脱皮を終えた2齢幼虫だ。

こんな姿。↓

     N4139-5.jpg
      2015.8.10 上の赤い幼虫と同じ日にいたので他所で先に生まれたと思われる

ずいぶん変身するものだ。

どこにでもいるカメムシ、クサギカメムシ(臭木亀虫) である。


この際だから写真の新旧取り混ぜて変身ぶりを少しだけ載せてみる。
ただしこの先は何齢目なのかははっきりしない。


     04635-7.jpg
      2011.?
まだ幼さが感じられるなあ。



     N6622-6.jpg
      2013.7.18
翅芽(しが=ごく初期の翅)が生え始め、大人っぽくなってきた。



そしてこれが成虫。(過去記事 123

     N3404-8.jpg
      2015.6.17(2枚)




横道にそれるが是非みてもらいたい、クサギカメムシの後翅の一部だ。
硬い前肢と違い透明な翅が折りたたまれた部分。

N3393-9.jpg

美しい工芸品のようでしょう? 大好きなんです。





さておまけに、別のカメムシの卵、2種類だけ写真があるので載せる。

     01758-10.jpg
      2012.8.16
ホオズキカメムシの卵。(過去記事 12




     N8249-11.jpg
      2013.8.29
マルカメムシの卵。(過去記事




これでカメムシの卵の話はおしまい。お疲れさまでした。






クサギカメムシ --カメムシ目 カメムシ科--  分布:全国


● COMMENT ●

Yさん、こんばんは。
びっくり、幼虫と成虫では随分ガラが変わるんですね。
違うカメムシかと思ってしまいます。

そして生まれたては赤黒でツルっとしているのに、成虫になるとああ、なんて地味な色柄・・・
と思ってたら、アップにしてよくよく観察すると綺麗なもんですね〜。
目からうろこです。

虫の卵を見るとなんだか体が痒くなってきちゃうんですが、アップで見ると印象が変わってきます。
孵らなかった幼虫なんか、なんだか切なくなっちゃいます。
生まれた時から独り立ちしなくちゃいけない小さな小さな生き物、ちょっとおセンチ(死語?)になってきました。
ついつい人間みたいに考えてしまいます。
頑張って生き抜くんだよ〜。

Re: タイトルなし

N子さん、こんばんは。

お返事遅れてごめんなさい。
このカメムシはそこら中にいるから、黒いオチビから後は知ってたんだ。
まさか最初がこんなきれいな赤だとは!
つやつや光ってるしね。

こんな小さな虫にでも人間の生活を投影してしまうこと、ありますね。

でもね、ハチ類に寄生蜂というのがいて種類もいろいろで、
こういう卵に自分の卵を産みつけるのもいて
カメムシの卵から生まれてみたら全部ハチ、ということも多々あるそう。

それもそのハチの生き方だからねえ。
自然界はキビシイ・・・。

美しいですねえ

自然の中でも、小さいもの達の、必死の様子がいいですね。
え、寄生蜂っていうのもあり?

きゃー、自然はきびしいなあ。

ここ最近、めっちゃ、忙しくて、回りの自然にも、目をむけていません。
窓の外を、見てみよっと。

Re: 美しいですねえ

森須もりんさん、こんばんは。

今の天候は忙しい体に応えますね。ご自愛下さいね。

ハチは畑の野菜にとって〈益虫〉と〈害虫〉がいます。
花粉を運んでくれるハチは一番大切ですね。
寄生蜂もおおざっぱにいって〈益虫〉でしょうか。
狩り蜂というのもいて、昆虫の成虫・幼虫を刺して麻酔をかけ卵を産みつけ
土中に埋め,孵った幼虫はそれをエサに育つ。
これも〈益虫〉扱い。

〈害虫〉の方の代表格はアブラナ科の葉を食い荒らすカブラハバチでしょうか。

当のハチには関係ないことですけれど。


Yさん、森須もりんさん、こんばんは。

以前野菜についていた青虫を育てていて、白っぽくなってきたのでいよいよサナギかな?と思ったら、寄生蜂の繭がびっしりだったことがあります。
当時は青虫を可愛がっていただけにショックでショックで、繭の状態のソレを処分してしまいました。
蜂だって頑張って生きているのに、とわかっているんですけれどね。その時はもう悔しくて。

ホントに自然は厳しい・・・でもみんな頑張って〜!

Re: タイトルなし

N子さん、ふたたびこんにちは。
森須もりんさんも読んでくれたかな?

野菜に付いていた青虫を育てる! たのしそうだぞ〜。
N子さんも相当な虫好きね。
次は寄生蜂だったとしてもぜひ育てて欲しいけど・・・。

でも寄生はかなりグロテスクだよね。さすがに私も引きます。
ちょっと違うけど、冬虫夏草も苦手だなー。


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Author:Yaruqi
Zubolaの奥、Yaruqi です。
カメラで
昆虫採集、植物採集しています。
東京都市部の住宅地で
どれだけ採集できるかな?

なお、動植物の同定は
正確ではありません。

過去記事も是非!

( 訪問の足跡は『Zubolaですが。』
になるかもしれません ) 

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