アメリカで有名な日本の黄金虫 - 2015.07.23 Thu
人参の種を蒔いてトンネルにしてある、寒冷紗の上に
小さなコガネムシがいた。

2015.7.17
野菜を作ったり花を育てたりしている人は
コガネムシ、特に緑色の何種類かのコガネムシには敏感だと思う。
成虫は葉や花、実を、幼虫は根を食べるから。
それも猛烈な食欲で。

このコガネムシは翅は赤味のある褐色で、体長も10mm程と小さい。
足をおかしな角度で上げるのはコガネムシの癖らしい。
初めて見たときは怪我をしているのかと思った。

なんか笑っちゃう、このひょうきん者め!

上翅は少し透明感があり下翅や背中がうっすら見える。
緑色のツヤが見事だ。
尻や体側の白い模様は、接写して拡大すると白い毛だった。↓

マメコガネ(豆黄金)という名で、
豆類その他様々な植物を食べる。
「豆」が付くのは「小さい」ことを表しているかもしれない。
この日本在来種であるマメコガネ、
100年程前に何かに付いてアメリカに渡り繁殖、
今も大豆やトウモロコシなど野菜や園芸植物に膨大な被害を与え,
「Japanese Beetle」と呼ばれ恐れられているという。
もちろん日本でも大きな被害はあるが、アメリカの方がより酷いそうだ。
日本には天敵である細菌がいて、ある程度繁殖が抑えられているが、
アメリカにはその天敵がいない。
その天敵細菌を育て、「生物農薬」とする動きがあるらしい。
ちなみに、日本には「アメリカ」を冠する〈害〉生物がいる。
--甲虫目 コガネムシ科 マメコガネ属-- 分布:ほぼ全国
TK
小さなコガネムシがいた。

2015.7.17
野菜を作ったり花を育てたりしている人は
コガネムシ、特に緑色の何種類かのコガネムシには敏感だと思う。
成虫は葉や花、実を、幼虫は根を食べるから。
それも猛烈な食欲で。

このコガネムシは翅は赤味のある褐色で、体長も10mm程と小さい。
足をおかしな角度で上げるのはコガネムシの癖らしい。
初めて見たときは怪我をしているのかと思った。

なんか笑っちゃう、このひょうきん者め!

上翅は少し透明感があり下翅や背中がうっすら見える。
緑色のツヤが見事だ。
尻や体側の白い模様は、接写して拡大すると白い毛だった。↓

マメコガネ(豆黄金)という名で、
豆類その他様々な植物を食べる。
「豆」が付くのは「小さい」ことを表しているかもしれない。
この日本在来種であるマメコガネ、
100年程前に何かに付いてアメリカに渡り繁殖、
今も大豆やトウモロコシなど野菜や園芸植物に膨大な被害を与え,
「Japanese Beetle」と呼ばれ恐れられているという。
もちろん日本でも大きな被害はあるが、アメリカの方がより酷いそうだ。
日本には天敵である細菌がいて、ある程度繁殖が抑えられているが、
アメリカにはその天敵がいない。
その天敵細菌を育て、「生物農薬」とする動きがあるらしい。
ちなみに、日本には「アメリカ」を冠する〈害〉生物がいる。
--甲虫目 コガネムシ科 マメコガネ属-- 分布:ほぼ全国
TK
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たまにはこんなの、アワフキムシ - 2015.07.20 Mon
一度はこんなの見たことある人、いるのでは?
木や草の枝分かれのあたりに白い泡が付いてる。

2015.6.3
実はこれ、アワフキムシ(泡吹虫)という昆虫の、幼虫の住み家なのだ。
アワフキムシといってもいろいろで、
この泡の持ち主の種類まではわからない。

ウンカの仲間に近い虫で、成虫も幼虫も植物の汁を吸う。
(以下調べて分かった内容は、)
幼虫は、吸った汁の中の余分な水分や成分を体外に排出する。
そこに呼吸をするお腹の気門から空気を出して泡を作る。
その泡はとても丈夫で、少々の雨風にはびくともせず、
乾燥を防ぎ断熱効果もある。
蟻などが中に入っても溺れて死んでしまう。
この完璧に安全な巣の中で幼虫は育ち、やがて成虫になり出てゆく。
驚くべき技、生態だ。
写真では、泡の中に黒っぽい虫と思えるものが見えるが、
それが幼虫なのか抜け出た殻なのか分からない。
図鑑には、泡とはとっくに縁の切れた成虫の写真ばかり並んでいる。
専門の図鑑になら、泡の中の幼虫も出ているのだろうな。
--カメムシ目 アワフキムシ科--
KK
木や草の枝分かれのあたりに白い泡が付いてる。

2015.6.3
実はこれ、アワフキムシ(泡吹虫)という昆虫の、幼虫の住み家なのだ。
アワフキムシといってもいろいろで、
この泡の持ち主の種類まではわからない。

ウンカの仲間に近い虫で、成虫も幼虫も植物の汁を吸う。
(以下調べて分かった内容は、)
幼虫は、吸った汁の中の余分な水分や成分を体外に排出する。
そこに呼吸をするお腹の気門から空気を出して泡を作る。
その泡はとても丈夫で、少々の雨風にはびくともせず、
乾燥を防ぎ断熱効果もある。
蟻などが中に入っても溺れて死んでしまう。
この完璧に安全な巣の中で幼虫は育ち、やがて成虫になり出てゆく。
驚くべき技、生態だ。
写真では、泡の中に黒っぽい虫と思えるものが見えるが、
それが幼虫なのか抜け出た殻なのか分からない。
図鑑には、泡とはとっくに縁の切れた成虫の写真ばかり並んでいる。
専門の図鑑になら、泡の中の幼虫も出ているのだろうな。
--カメムシ目 アワフキムシ科--
KK
墓地にいた昆虫 もひとつ蛾 - 2015.07.18 Sat
三浦半島の先っぽにある菩提寺の墓地で、地味派手なガを見つけた。
明るい場所だった上に、緑の葉に黄色いガ。
地味だけど目立っていた。

2015.6.7
シャッターを3回切ったところで逃げられた。
ピントが今いちで載せるのをためらっていたんだけど
模様とその色合いが素敵なので、やはり見てもらいたくなった。
う〜んと拡大してみた。
黄色と銀色の配色が美しいでしょう?

銀色がこの写真では灰色にしか見えなくて残念!
ギンボシキヒメハマキ(銀星黄姫葉巻蛾)。(だと思う)
体長7〜8mm。
タケやササ類の葉上でよく見られるらしい。
「ハマキガ=葉巻蛾」の名の意味は、幼虫が葉を巻いて住むことから。
但し、ハマキガ科のガがすべてその習性を持つわけではなく、
逆にハマキガ科以外にも同様の習性を持つガもいるそうだ。
--チョウ目 ハマキガ科 ヒメハマキガ亜科-- 分布:?
NG
明るい場所だった上に、緑の葉に黄色いガ。
地味だけど目立っていた。

2015.6.7
シャッターを3回切ったところで逃げられた。
ピントが今いちで載せるのをためらっていたんだけど
模様とその色合いが素敵なので、やはり見てもらいたくなった。
う〜んと拡大してみた。
黄色と銀色の配色が美しいでしょう?

銀色がこの写真では灰色にしか見えなくて残念!
ギンボシキヒメハマキ(銀星黄姫葉巻蛾)。(だと思う)
体長7〜8mm。
タケやササ類の葉上でよく見られるらしい。
「ハマキガ=葉巻蛾」の名の意味は、幼虫が葉を巻いて住むことから。
但し、ハマキガ科のガがすべてその習性を持つわけではなく、
逆にハマキガ科以外にも同様の習性を持つガもいるそうだ。
--チョウ目 ハマキガ科 ヒメハマキガ亜科-- 分布:?
NG
アダンソンハエトリ - 2015.07.08 Wed
不思議な名前のクモ。
普通にどこにでも、家の中にもよくいるクモ。

2011.10.29(一枚)
昔からたまに見かけて気にもしなかったくらい。
図鑑で名前を知り、改めて興味をもった。
名前が示すようにハエトリグモの一種で、歩き回って小さい虫を狩る。
上の写真はベランダ、以下の写真は箪笥の引き出しを這っていた。

2015.5.18(以下同じ)
体長は5〜6mmほど。(↑は右が↓は左が頭)
目立つ白い帯模様と後方の2つの白点、触角も白い。
けれどその特徴はオス独特のもので、
メスは全体に何となく茶色っぽいということを最近知った。

長い間、メスには目もくれてなかったわけだ。
ごめんよーこれからは注意して見るからね。

ちょっと威嚇のポーズ。
「アダンソン」の意味は調べてもわからなかった。
--クモ目 ハエトリグモ科-- 分布:全国
H1
普通にどこにでも、家の中にもよくいるクモ。

2011.10.29(一枚)
昔からたまに見かけて気にもしなかったくらい。
図鑑で名前を知り、改めて興味をもった。
名前が示すようにハエトリグモの一種で、歩き回って小さい虫を狩る。
上の写真はベランダ、以下の写真は箪笥の引き出しを這っていた。

2015.5.18(以下同じ)
体長は5〜6mmほど。(↑は右が↓は左が頭)
目立つ白い帯模様と後方の2つの白点、触角も白い。
けれどその特徴はオス独特のもので、
メスは全体に何となく茶色っぽいということを最近知った。

長い間、メスには目もくれてなかったわけだ。
ごめんよーこれからは注意して見るからね。

ちょっと威嚇のポーズ。
「アダンソン」の意味は調べてもわからなかった。
--クモ目 ハエトリグモ科-- 分布:全国
H1
藁くずみたいな、蛾 - 2015.07.03 Fri
夕方畑に行って、そろそろ夕ご飯作る時間だーと
帰ろうとしたら視界の端に「ん?」何かが。
枝豆の葉っぱの上、藁くずみたいなものが。

2015.6.14(以下同じ)
でも何か唐突過ぎるなあ。
よくよく見ればへんてこりんな、ガ、だ。

何これ、初めて見るよ。いったいどうなっているんだろう?
トリミングでどんどん近寄っていこう。
真上から。

少し横から。(この写真のみストロボ使用)

斜め後ろから。

どんな顔してるんだろうと、前から。

調べてみたら コモクメヨトウ(小木目夜盗)。
体長12〜3mm。
幼虫が、植物の根や葉を食べるヨトウガ(夜盗蛾)の仲間だった。
初見の上に姿が独特で喜び勇んでシャッターを押したが、
この季節明るいとはいえ、夕方6時を過ぎれば
手軽なコンデジにとっては暗くて手振れの写真だらけ。
どうにかこの数枚だけ載せることができた。
最後に、頭部から胸部あたりのドアップを。
信じられないような形。・・・目はどこにあるのか?・・な?

帰ろうとしたら視界の端に「ん?」何かが。
枝豆の葉っぱの上、藁くずみたいなものが。

2015.6.14(以下同じ)
でも何か唐突過ぎるなあ。
よくよく見ればへんてこりんな、ガ、だ。

何これ、初めて見るよ。いったいどうなっているんだろう?
トリミングでどんどん近寄っていこう。
真上から。

少し横から。(この写真のみストロボ使用)

斜め後ろから。

どんな顔してるんだろうと、前から。

調べてみたら コモクメヨトウ(小木目夜盗)。
体長12〜3mm。
幼虫が、植物の根や葉を食べるヨトウガ(夜盗蛾)の仲間だった。
初見の上に姿が独特で喜び勇んでシャッターを押したが、
この季節明るいとはいえ、夕方6時を過ぎれば
手軽なコンデジにとっては暗くて手振れの写真だらけ。
どうにかこの数枚だけ載せることができた。
最後に、頭部から胸部あたりのドアップを。
信じられないような形。・・・目はどこにあるのか?・・な?
