どどあっぷ No.43 - 2015.05.25 Mon
サビキコリ - 2015.05.19 Tue
サビキコリ、と聞いて分かる人は昆虫(特に甲虫)好きに違いない。
不思議な言葉の響き。
人なのか物なのか生き物なのか、つかみ所がない感じ。
正体は・・・こんなヤツだ。

2015.5.7
つい最近も登場したコメツキムシの仲間だ。

錆び色をしているので サビキコリ。
「キコリ」の部分の意味はいくら調べても判らなかった。
体長15mm程。
胸部の背中側に横並びに二つの突起がある。
成虫は植物、昆虫など雑食だそう。

なかなか貫禄のある渋いオヤジみたいでしょ。
コメツキムシの幼虫は、植物の根を食べるので〈害虫〉扱いが多い。
畑で土の中によくいる虫が、あるコメツキムシの幼虫だと知ったので
近々登場させようと思う。
--甲虫目 コメツキムシ科 サビキコリ亜科-- 分布:全国
YB
不思議な言葉の響き。
人なのか物なのか生き物なのか、つかみ所がない感じ。
正体は・・・こんなヤツだ。

2015.5.7
つい最近も登場したコメツキムシの仲間だ。

錆び色をしているので サビキコリ。
「キコリ」の部分の意味はいくら調べても判らなかった。
体長15mm程。
胸部の背中側に横並びに二つの突起がある。
成虫は植物、昆虫など雑食だそう。

なかなか貫禄のある渋いオヤジみたいでしょ。
コメツキムシの幼虫は、植物の根を食べるので〈害虫〉扱いが多い。
畑で土の中によくいる虫が、あるコメツキムシの幼虫だと知ったので
近々登場させようと思う。
--甲虫目 コメツキムシ科 サビキコリ亜科-- 分布:全国
YB
空地道草 ニガナ - 2015.05.12 Tue
辺り一面、黄色い星を蒔いたような草はらを発見。

2015.5.7(7枚)



こんなふうな、タンポポを小型にして花びらを少なくしたような花は
とても好きだけれど、種類が多くて区別がつかない。
よーく観察すれば良いのだろうが、
どういう訳か見た途端に頭の中がグチャグチャになる。

でもこの花は、花びらの数がはっきりと少ないから判ったよ。
ニガナ(苦菜)。
普通は花びらが5〜7枚で、それ以上だとハナニガナか両者の交雑種らしい。
この辺は5枚は少なく6、7枚が多かった。中には8枚のも。微妙なところだ。
かじると苦いので「苦菜」と呼ばれるそう。
草丈は50cmくらい。

つぼみもいい感じだ。

この日から5日目の今日、通りがかりに見たら
すっかり刈り取られて跡形も無かった。
数年前に撮った、同種らしい草の写真を発見。
やっとつぼみを付けたばかりの時。

2013.4.23
つぼみとしぼんだばかりの花と、綿毛のついた種子も混じった状態。

2013.5.23
2まいとも咲いた花が無いので、ニガナか否かは確かではないけれど。
--キク科 ニガナ属-- 分布:全国
HK

2015.5.7(7枚)



こんなふうな、タンポポを小型にして花びらを少なくしたような花は
とても好きだけれど、種類が多くて区別がつかない。
よーく観察すれば良いのだろうが、
どういう訳か見た途端に頭の中がグチャグチャになる。

でもこの花は、花びらの数がはっきりと少ないから判ったよ。
ニガナ(苦菜)。
普通は花びらが5〜7枚で、それ以上だとハナニガナか両者の交雑種らしい。
この辺は5枚は少なく6、7枚が多かった。中には8枚のも。微妙なところだ。
かじると苦いので「苦菜」と呼ばれるそう。
草丈は50cmくらい。

つぼみもいい感じだ。

この日から5日目の今日、通りがかりに見たら
すっかり刈り取られて跡形も無かった。
数年前に撮った、同種らしい草の写真を発見。
やっとつぼみを付けたばかりの時。

2013.4.23
つぼみとしぼんだばかりの花と、綿毛のついた種子も混じった状態。

2013.5.23
2まいとも咲いた花が無いので、ニガナか否かは確かではないけれど。
--キク科 ニガナ属-- 分布:全国
HK
当ブログ10種目のテントウムシ - 2015.05.10 Sun
柏の木の葉上にとても目立つテントウムシ発見。

2015.5.6(以下同じ)
早速、黒斑がいくつあるか数えてみた。10個だ。
顔もなかなか可愛らしい。

その名もトホシテントウ(十星天道)。
体長7mmくらい、やや大きめのテントウムシだ。
体表に薄く毛が生えているのでツヤが無い。
毛が生えてツヤが無いといえば、前出のニジュウヤホシテントウが思い浮かぶ。
案の定このトホシテントウもテントウムシの小数派、草食性だった。
ニジュウ・・は野菜類の葉を食べる「害虫」だが、
トホシテントウはカラスウリやアマチャヅルが好物なので
「害虫」とは呼ばれていないようだ。


よく見ると背中の黒斑がハート型だけれど
もう一匹いた別の個体(↓)はそうではないから、
この程度は個体差なのだろう。

上記以外の当ブログ8種類のテントウムシは以下です。見てみてね。
ナミテントウ(1、2、3)
ナナホシテントウ(1、2)
ムーアシロホシテントウ
クモガタテントウ(1、2)
ヒメカメノコテントウ(1、2)
アカボシテントウ
キイロテントウ(1、2)
ヨツボシテントウ
--甲虫目 テントウムシ科 マダラテントウ亜科-- 分布:ほぼ全国
YB

2015.5.6(以下同じ)
早速、黒斑がいくつあるか数えてみた。10個だ。
顔もなかなか可愛らしい。

その名もトホシテントウ(十星天道)。
体長7mmくらい、やや大きめのテントウムシだ。
体表に薄く毛が生えているのでツヤが無い。
毛が生えてツヤが無いといえば、前出のニジュウヤホシテントウが思い浮かぶ。
案の定このトホシテントウもテントウムシの小数派、草食性だった。
ニジュウ・・は野菜類の葉を食べる「害虫」だが、
トホシテントウはカラスウリやアマチャヅルが好物なので
「害虫」とは呼ばれていないようだ。


よく見ると背中の黒斑がハート型だけれど
もう一匹いた別の個体(↓)はそうではないから、
この程度は個体差なのだろう。

上記以外の当ブログ8種類のテントウムシは以下です。見てみてね。
ナミテントウ(1、2、3)
ナナホシテントウ(1、2)
ムーアシロホシテントウ
クモガタテントウ(1、2)
ヒメカメノコテントウ(1、2)
アカボシテントウ
キイロテントウ(1、2)
ヨツボシテントウ
--甲虫目 テントウムシ科 マダラテントウ亜科-- 分布:ほぼ全国
YB
夕陽にゆらりと飛ぶカゲロウ - 2015.05.07 Thu
茂った蕗のまわりを頼り無げなカゲロウが数匹。
ゆらゆら飛んだり止まったり。

2015.5.7(4枚)
昔からよく見かける薄い緑色の美しい虫。

顔の左右に2つずつ黒い斑があるところから、
ヨツボシクサカゲロウ(四星臭(草)蜉蝣、蜻蛉)と呼ばれる。
触角を入れないで体調15mmくらい。
幼虫・成虫ともにアブラムシを食べるので「益虫」だ。

翅脈が美しいし、目もくりっと可愛らしいね。

卵は「優曇華=うどんげ」などの呼び名を持つこんなの。↓

2014.7.9
ただし、クサカゲロウの仲間には同様な卵が多いので
上の写真はヨツボシクサカゲロウのものかは分からない。
(時も場所も別)
参考までに過去記事のヤマトクサカゲロウも見てね。
私にとってカゲロウはまさに「夏の夕方」なんだ。
--アミメカゲロウ目 クサカゲロウ科-- 分布:全国
YB
ゆらゆら飛んだり止まったり。

2015.5.7(4枚)
昔からよく見かける薄い緑色の美しい虫。

顔の左右に2つずつ黒い斑があるところから、
ヨツボシクサカゲロウ(四星臭(草)蜉蝣、蜻蛉)と呼ばれる。
触角を入れないで体調15mmくらい。
幼虫・成虫ともにアブラムシを食べるので「益虫」だ。

翅脈が美しいし、目もくりっと可愛らしいね。

卵は「優曇華=うどんげ」などの呼び名を持つこんなの。↓

2014.7.9
ただし、クサカゲロウの仲間には同様な卵が多いので
上の写真はヨツボシクサカゲロウのものかは分からない。
(時も場所も別)
参考までに過去記事のヤマトクサカゲロウも見てね。
私にとってカゲロウはまさに「夏の夕方」なんだ。
--アミメカゲロウ目 クサカゲロウ科-- 分布:全国
YB
牡丹の寺の動くものたち4 黄金虫 - 2015.05.02 Sat
牡丹の花びらが桃色なので、小さいけどすぐに目に入った。
わたしの好きな櫛形の触角の持ち主、コガネムシの仲間だ。

2015.4.22
目立った特徴がなく色も地味だ。
でも初めて見るので家に帰ってから調べてみた。

ウスチャコガネ(薄茶黄金虫)。
見たままそのままの名だなあ。
体長7、8mmくらい。
羽の茶色の濃淡が模様と言うよりムラのような感じ。

ところが、
こんな地味なコガネムシだけど、初めて知った特徴を持っていた!
甲虫は硬い鎧のような前翅の中に
薄い膜のような後翅がたたんで入っている。
その薄い翅や腹部を硬い翅で守っているのだ。
ウスチャコガネはその硬い前翅がほぼ透明なのだ!
薄〜い茶色の半透明。
だから下に畳まれている翅が透けて見えているというわけ。
翅を広げた写真を見つけたが、半透明の周囲に黒い縁どりがあった。
いや〜びっくりした、面白い、なるほど!
楽しいなあ。
--甲虫目 コガネムシ科 スジコガネ亜科-- 分布:本州以南
AT3
わたしの好きな櫛形の触角の持ち主、コガネムシの仲間だ。

2015.4.22
目立った特徴がなく色も地味だ。
でも初めて見るので家に帰ってから調べてみた。

ウスチャコガネ(薄茶黄金虫)。
見たままそのままの名だなあ。
体長7、8mmくらい。
羽の茶色の濃淡が模様と言うよりムラのような感じ。

ところが、
こんな地味なコガネムシだけど、初めて知った特徴を持っていた!
甲虫は硬い鎧のような前翅の中に
薄い膜のような後翅がたたんで入っている。
その薄い翅や腹部を硬い翅で守っているのだ。
ウスチャコガネはその硬い前翅がほぼ透明なのだ!
薄〜い茶色の半透明。
だから下に畳まれている翅が透けて見えているというわけ。
翅を広げた写真を見つけたが、半透明の周囲に黒い縁どりがあった。
いや〜びっくりした、面白い、なるほど!
楽しいなあ。
--甲虫目 コガネムシ科 スジコガネ亜科-- 分布:本州以南
AT3