ねこじゃらしに突っ込むカメムシ - 2014.08.31 Sun
道路脇のエノコログサに突き刺さったような、小さな虫がいた。

2014.8.30(以下同じ)
この写真だとそうでもないけど、離れて見るとまるで「刺さって」いる。
しかも、すぐ横のもう1本のエノコログサにももう一匹。
まったく同じ格好で、ただじっと刺さっていて思わず吹き出す。

虫の正体はこんなカメムシだった。
ヨツボシヒョウタンナガカメムシ(四星瓢簞長亀虫)。
体長7mmほど。
胸部がくびれていて上のほうが丸いのでヒョウタン。
その下あたりに黄色い縦長の紋が4つ(この写真では2つしか見えない)でヨツボシ。

主にイネ科の種子の液を吸う。
エノコログサはイネ科、頭を突っ込んで一心不乱に食事中だったわけだ。
今年は初めて見るカメムシとずいぶん出会っているなぁ。
ブログに載せたのは今日のカメムシで4種目だけど、
実はまだ数種あるんですよ。
次々と出演させようと思うので、お楽しみにーー。
--カメムシ目 ヒョウタンナガカメムシ科-- 分布:本州以南
TN

2014.8.30(以下同じ)
この写真だとそうでもないけど、離れて見るとまるで「刺さって」いる。
しかも、すぐ横のもう1本のエノコログサにももう一匹。
まったく同じ格好で、ただじっと刺さっていて思わず吹き出す。

虫の正体はこんなカメムシだった。
ヨツボシヒョウタンナガカメムシ(四星瓢簞長亀虫)。
体長7mmほど。
胸部がくびれていて上のほうが丸いのでヒョウタン。
その下あたりに黄色い縦長の紋が4つ(この写真では2つしか見えない)でヨツボシ。

主にイネ科の種子の液を吸う。
エノコログサはイネ科、頭を突っ込んで一心不乱に食事中だったわけだ。
今年は初めて見るカメムシとずいぶん出会っているなぁ。
ブログに載せたのは今日のカメムシで4種目だけど、
実はまだ数種あるんですよ。
次々と出演させようと思うので、お楽しみにーー。
--カメムシ目 ヒョウタンナガカメムシ科-- 分布:本州以南
TN
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空地道草 ヒロハフウリンホオズキ - 2014.08.27 Wed
図鑑で見て、へぇー、なんて思っていた草が
すぐ近くに生えていてびっくり。

2014.8.25(以下同じ)
ヒロハフウリンホオズキ(広葉風鈴酸漿)。

果実を包むガクはまさにホオズキのような形で、
大きいもので長さ20mmちょっとくらい。

とても細かく分岐していて、高さ1メートル近くになることもあるそうだ。
この株は50cmほどだった。


花は五角形の杯形で直径10mmくらい。
この日は曇りで時折小雨がパラつく天気だったので
あまり開かずすぼまっていた。
花びらの奥の紫色がかった茶色い部分は、色が薄い場合もあるようだ。
花も果実も下を向いてその上に葉が茂っているから、
今まで気が付かなかったのだろうか。
葉の形や全体の姿が、同じナス科のイヌホオズキや
アメリカイヌホオズキにそっくりだし。
今回生えていたのはこんな、駐車場のすみっこ。
一緒に生えている細かい葉っぱの草はナガエコミカンソウ。

北および熱帯アメリカ原産の外来種。
--ナス科 ホオズキ属-- 分布:全国
H2
すぐ近くに生えていてびっくり。

2014.8.25(以下同じ)
ヒロハフウリンホオズキ(広葉風鈴酸漿)。

果実を包むガクはまさにホオズキのような形で、
大きいもので長さ20mmちょっとくらい。

とても細かく分岐していて、高さ1メートル近くになることもあるそうだ。
この株は50cmほどだった。


花は五角形の杯形で直径10mmくらい。
この日は曇りで時折小雨がパラつく天気だったので
あまり開かずすぼまっていた。
花びらの奥の紫色がかった茶色い部分は、色が薄い場合もあるようだ。
花も果実も下を向いてその上に葉が茂っているから、
今まで気が付かなかったのだろうか。
葉の形や全体の姿が、同じナス科のイヌホオズキや
アメリカイヌホオズキにそっくりだし。
今回生えていたのはこんな、駐車場のすみっこ。
一緒に生えている細かい葉っぱの草はナガエコミカンソウ。

北および熱帯アメリカ原産の外来種。
--ナス科 ホオズキ属-- 分布:全国
H2
アズキの大敵だと判った甲虫 - 2014.08.26 Tue

2013.6.30(2枚)

昨年キュウリの葉の上で、上2枚の写真を撮ったけれど
なんだかつかみ所が無くて放ったままだった、ほんの3mm程の甲虫。
最近出版された『ハムシ ハンドブック(文一総合出版)』
という本を買って調べたら出ていた。

2014.8.25(以下同じ)
アズキマメゾウムシ(小豆豆象虫)。

アズキ(貯蔵してある乾豆)に卵を産みつけ、孵った幼虫が食べる。
大発生して大きな被害になるそうだ。
小さくて体の厚みがあって体色も赤茶色。
この虫自体の姿がアズキみたいだ。

原産地はインドから中国南部にかけてで、
小豆の伝来とともに日本に入ってきたという説もあるらしい。
ところで、動植物の図鑑をいろいろ持っているが、
上記の〈文一総合出版〉の図鑑類は、内容・デザイン供に気に入っている。
動植物のサイトに良く登場するので、去年ある一冊を買ってみたら感動もの!
いつの間にか7冊も集まってしまった。
欲しいけど買っていないのや、新刊予告にも面白いものがまだまだある。
困った困った、うれしいなー。
--甲虫目 ハムシ科 マメゾウムシ亜科-- 分布:本州以南
H2、YB
小さくて可愛らしい、コオロギの仲間 - 2014.08.21 Thu

2014.7.19(3枚)
何ともいえず可愛らしい虫を見つけた。
頭から尻先までで5mmちょっと位の、初めて見る虫だ。

カネタタキみたいだなと思ったが小さ過ぎて判らない。
調べてみると、ウスグモスズ という虫の幼虫だった。
上の2枚は、尻先の中央に産卵管が見えるからメスだ。
次の2枚はオス。


2014.7.28
成虫が見たいなーと思っていたら、いたいた、昨日同じ場所に。
想像していたより翅がしっかりしていて、幼虫と雰囲気がちがうけど、
顔は同じように可愛らしい。

2014.8.20(2枚)

コオロギ等の鳴く虫の仲間だが、ウスグモスズは鳴かないそうだ。
そして面白いことに、「原産地不明の外来種」ではないかと言われている。
考えてみたら外来種ということは「以前は日本にいなかった」わけで、
どうやって判断するのだろうという疑問が、フツフツと涌いてきた。
ウスグモスズに限って言えば、簡単にいうと
「発見されたのは1970年で、場所は東京都渋谷区。
人の入らない深山なら新種発見、となるが
大都会の真ん中で今まで発見されなかったのは
外来種と考えるのが自然である」
ということらしい。
ふう〜ん、そうなんだ、と納得したようなしないような・・・。
これから解明されていくのだろうと思うと、わくわくするなー。
ちなみに今では割とよく見かける虫なんだって。
--バッタ目 ヒバリモドキ科--
YB
空地道草 オオアレチノギク - 2014.08.19 Tue
たまに通る道のいつもと違う角を曲がってみたら
すごいことになっている空地があった。
空に向かってそびえ立つ大木。

2014.8.17(以下同じ)
・・・ではなくて。


たぶん、オオアレチノギク(大荒地野菊)だと思う。
草丈が2mm以上にもなって、見上げてしまうのだ。(上の写真はやや離れて撮ったもの)
「だと思う」と書いたのは
「ヒメムカシヨモギ」というそっくりな草があるから。
花が咲いて果実ができる今頃になると、どうにか区別できてくる。
が、自信は無い。
やや近付くとこんな感じ。

画面上部やや左、筒形で先のほうが白いのが花(集合花)。
その左の、下が少しふくれてきているのがその後の花。
うすい黄褐色の綿毛の球体は直径10mm程で、
タンポポと同じような種子の集まりだ。

その球場の綿毛の付いた種子が、飛んでしまった後の
クラゲみたいな姿も面白い。

下の写真は去年の春に別の場所で撮った、
たぶんオオアレチノギクと思われる若い株。
図鑑によると、オオアレチノギクは葉の付根から細い枝を出すが
ヒメムカシヨモギは出さない、とある。
それから判断すると下の写真の左2本はオオ・・・で、
右の1本はヒメ・・・か? と思ってしまう。
花が咲けば、ヒメ・・・の方はそれとはっきり判る白い花びらがある。
見て確信を持てたことはまだ無いんだけど。

2013.5.30
両者が混じって生えることもあるそうなので、上の空地にも両方あったかも。
見てちゃんと判るようになったら、
野草を見る目がほんの少し進歩したと言えるかもしれない。
そうなるといい。
--キク科 イズハハコ属-- 南アメリカ原産
M5
すごいことになっている空地があった。
空に向かってそびえ立つ大木。

2014.8.17(以下同じ)
・・・ではなくて。


たぶん、オオアレチノギク(大荒地野菊)だと思う。
草丈が2mm以上にもなって、見上げてしまうのだ。(上の写真はやや離れて撮ったもの)
「だと思う」と書いたのは
「ヒメムカシヨモギ」というそっくりな草があるから。
花が咲いて果実ができる今頃になると、どうにか区別できてくる。
が、自信は無い。
やや近付くとこんな感じ。

画面上部やや左、筒形で先のほうが白いのが花(集合花)。
その左の、下が少しふくれてきているのがその後の花。
うすい黄褐色の綿毛の球体は直径10mm程で、
タンポポと同じような種子の集まりだ。

その球場の綿毛の付いた種子が、飛んでしまった後の
クラゲみたいな姿も面白い。

下の写真は去年の春に別の場所で撮った、
たぶんオオアレチノギクと思われる若い株。
図鑑によると、オオアレチノギクは葉の付根から細い枝を出すが
ヒメムカシヨモギは出さない、とある。
それから判断すると下の写真の左2本はオオ・・・で、
右の1本はヒメ・・・か? と思ってしまう。
花が咲けば、ヒメ・・・の方はそれとはっきり判る白い花びらがある。
見て確信を持てたことはまだ無いんだけど。

2013.5.30
両者が混じって生えることもあるそうなので、上の空地にも両方あったかも。
見てちゃんと判るようになったら、
野草を見る目がほんの少し進歩したと言えるかもしれない。
そうなるといい。
--キク科 イズハハコ属-- 南アメリカ原産
M5
わたし好みのカメムシみっけ! - 2014.08.18 Mon
道に立ち止まって花を見ていたら
左上から右下に向かって、目の前を何かが横切った。
足元をみたらこれ!

2014.8.17(以下同じ)
足を動かさないでそっとそおっとカメラを出し、まず遠くから一枚(上の写真ね)。
ゆっくり腰を落としながらパシャッ、パシャッ。

素敵ー。

ほら〜〜。

なんてすばらしい色合い。
そして皮工芸のような質感とレリーフ状の模様。
緑色がかった腹部の色が、背面の茶色を引き立てている。
美し過ぎるう!

初めて見たのだが、ずっと前に記事にしたホソハリカメムシに似ている。
同じ科の、ミナミトゲヘリカメムシ(南棘縁亀虫) だった。
体長20mmほど。
肩先の尖った部分が、同様の他のカメムシに比べ
棘のように細く前向きの角度で突き出ている。
名前が示すように日本でも南部のカメムシだが、
近年関東地方にも分布を広げているそうだ。
柑橘類の汁を吸う害虫として知られている。
--カメムシ目 ヘリカメムシ科--
H2
左上から右下に向かって、目の前を何かが横切った。
足元をみたらこれ!

2014.8.17(以下同じ)
足を動かさないでそっとそおっとカメラを出し、まず遠くから一枚(上の写真ね)。
ゆっくり腰を落としながらパシャッ、パシャッ。

素敵ー。

ほら〜〜。

なんてすばらしい色合い。
そして皮工芸のような質感とレリーフ状の模様。
緑色がかった腹部の色が、背面の茶色を引き立てている。
美し過ぎるう!

初めて見たのだが、ずっと前に記事にしたホソハリカメムシに似ている。
同じ科の、ミナミトゲヘリカメムシ(南棘縁亀虫) だった。
体長20mmほど。
肩先の尖った部分が、同様の他のカメムシに比べ
棘のように細く前向きの角度で突き出ている。
名前が示すように日本でも南部のカメムシだが、
近年関東地方にも分布を広げているそうだ。
柑橘類の汁を吸う害虫として知られている。
--カメムシ目 ヘリカメムシ科--
H2
オンブバッタとカメムシ - 2014.08.18 Mon
空地道草 スベリヒユ - 2014.08.15 Fri
土があって陽の当たるところなら、どこにでも生える草、
スベリヒユ(滑り莧)。
畑にもわんさかと生えるので、毎年つい写真に撮ってしまう。
体験農園が始まった2011年から。

2011.7.4
2012年。
花びらの形が桜のよう。

2012.9.9(2枚)

2013年。
つぼみ。

2013.7.22(3枚)
葉が赤っぽいものもあり、日差しの強いとそうなるとか。

枝がどんどん分岐して広がっていく。こういうの好きだ。

そして今年。
モデルには事欠かないけど、まだ少ししか撮っていない。

2014.8.11
スベリヒユには驚きの?ヒミツが2つあった。
1つは食べられること。
何と、クックパッドにレシピが10個載っていた!
大好物と言う人もいたよ。
2つ目は、葉を潰してでる滑りのある汁が、かゆみ止めになること。
外で蚊に刺された時その場で塗ると、すぐかゆみが治まるって!
以前、その効能を生かした薬が研究されたが、
生でなくては効かないと分り断念された経緯があるそうだ。
両方とも今年中にぜひ試してみたいと思う。
スベリヒユの果実の写真が無いので、
代わりにそっくりなポーチュラカの果実を下に載せる。
中央がとがった蓋の中に、細かい種子がたくさん入っている。
園芸植物のポーチュラカはスベリヒユの兄弟分だ。
和名をハナスベリヒユという。

とにかく面白さ満載のスベリヒユ。
黄色い花も可愛いよね。
--スベリヒユ科 スベリヒユ属-- 分布:全国。 その他熱帯から亜熱帯にかけて広く分布
TN
スベリヒユ(滑り莧)。
畑にもわんさかと生えるので、毎年つい写真に撮ってしまう。
体験農園が始まった2011年から。

2011.7.4
2012年。
花びらの形が桜のよう。

2012.9.9(2枚)

2013年。
つぼみ。

2013.7.22(3枚)
葉が赤っぽいものもあり、日差しの強いとそうなるとか。

枝がどんどん分岐して広がっていく。こういうの好きだ。

そして今年。
モデルには事欠かないけど、まだ少ししか撮っていない。

2014.8.11
スベリヒユには驚きの?ヒミツが2つあった。
1つは食べられること。
何と、クックパッドにレシピが10個載っていた!
大好物と言う人もいたよ。
2つ目は、葉を潰してでる滑りのある汁が、かゆみ止めになること。
外で蚊に刺された時その場で塗ると、すぐかゆみが治まるって!
以前、その効能を生かした薬が研究されたが、
生でなくては効かないと分り断念された経緯があるそうだ。
両方とも今年中にぜひ試してみたいと思う。
スベリヒユの果実の写真が無いので、
代わりにそっくりなポーチュラカの果実を下に載せる。
中央がとがった蓋の中に、細かい種子がたくさん入っている。
園芸植物のポーチュラカはスベリヒユの兄弟分だ。
和名をハナスベリヒユという。

とにかく面白さ満載のスベリヒユ。
黄色い花も可愛いよね。
--スベリヒユ科 スベリヒユ属-- 分布:全国。 その他熱帯から亜熱帯にかけて広く分布
TN