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2014-04

空地道草 ハハコグサ - 2014.04.30 Wed



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      2014.4.27


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 2013.4.14

どこか懐かしい空気が漂う草。

     N1491-3.jpg
      2013.4.16

ハハコグサ(母子草)。

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 2013.4.18

葉も茎も綿毛まみれだ。

ツボミなんか薄い袋に入っているみたい。
     N0407-5.jpg
      2013.4.5

ひとつの花のように見えるそれぞれが、小さな筒状の花の集まりだ。

例えば小菊の、外側を縁どる花(それぞれが花びら1枚の花)を
取り払った中心部分みたいなものだ。

     N1490-6.jpg
      2013.4.16


わたしが子供の頃は、薄い紙とか布の切れ端とかが宝物だった。
ハハコグサを花の下あたりでむしると出てくる
ふわっとした毛も、そんな宝物のひとつ。

久しぶりにちぎってみたよ。

     N3516-7.jpg
      2014.4.27

ほら、ね、真綿みたいでしょ。





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      2013.8.11



春の七草のオギョウ(御形)はハハコグサのこと。

--キク科 ハハコグサ属--


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アブラムシは脱皮中 - 2014.04.27 Sun

これは、まだ花殻が付いている
初々しいカラスノエンドウの果実(豆の莢)。



     N3301.jpg
      2014.4.26(以下同じ)

? 何かいる?
見たこと無いような細長いアブラムシか?


・・っと思ったら脱皮しているまっ最中だった。

トリミングして拡大、よーく見てみると。


N3300.jpg


斜め横からも。

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みずみずしい緑色のカメムシも可愛らしいけど、
それよりも脱皮殻のほうに目が釘付け。

黒い部分をよーく見て。
6本の脚、お尻の2本の突起、長い触角、全部ちゃんとある。
完全な形で。

凄いな、きれいだな、良くできているなー。
しかも出て来たアブラムシは、ちゃんと一回り大きくなっている。

おみごと!



美しい模様の翅、ハエ - 2014.04.26 Sat

朝早く草むらでヘビイチゴを見ていたら、黒い2つの点々が目に入った。


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 2014.4.26(2枚とも)

近くに寄って良く見てみたら...。


N3172.jpg


なんと模様の美しいハエ。

調べたら、ツマホシケブカミバエ(実蝿)

という、体長5mmほどの小さなハエだった。

面白いことに、このバエは踊る。
YouTubeにも「ツマホシケブカミバエのダンス」というのが
いくつもアップされていた。
左右の翅を交互に上から横へと回転させるように動かす。

ある昆虫関連のブログに書かれていたのは、
近付いて来たアリに向かってこの動作をしたら、アリが退散したそうだ。
黒い模様だけが目立ち、それが動く生き物に見えるのではないかとの推測が。

見てみたいなあ。




--ハエ目 ミバエ科--


空地道草 セリバヒエンソウ - 2014.04.24 Thu

昨年初めて見つけた、とても変わった形の花。
すぐに取り除かれてしまって、その後は見かけなかった。
ぜひもう一度見たい、と思っていたら出会ったー!


     N3080-1.jpg
 2014.4.24(以下同じ)

不思議な花でしょ?

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見つかったといってもこんなに小さい株がひとつだけ。
高さ20cmくらい。
自然の中でならもっと大きく育つのだろうか。

     N3090-3.jpg

花の作りがどこがどうなっているのか
さっぱり判らないので、調べてみた。

セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)。

花の形を燕の飛ぶ姿に見立て、葉が芹に似ているからだそう。

     N3100-4.jpg

花びらに見える5枚の細長いものはガクで、
そのうちの上の一枚は「距=キョ」という長い袋状に伸びている。
花びらは中央から突き出した上2枚、下2枚での合計4枚。

突き出た長い「距」が独特の雰囲気をだしている。


また無くなってしまうといけないので、たくさん写真を撮った。

花のアップ。
     N3089-5.jpg

上から見る。
     N3083-6.jpg

つぼみでも既に「距」がある。
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若い果実。
     N3099-8.jpg

熟しつつある果実。
     N1145-9.jpg
      これのみ 2013.4.13

この果実は熟すと開いて中から種子が飛び出すそうだ。

その種子がまた、見事に面白い形をしているのだ!
まん丸で、ぐるぐると渦を巻いたようなヒダがあって・・・。
ああ、本物を見たいよー。
それまで元気でいてくれー!


明治時代に中国から渡来、関東地方に分布。
少しずつ東海地方に分布を広げているとのこと。
有毒。

--キンポウゲ科 オオヒエンソウ属--


ヤモリを撮るチャンス! - 2014.04.20 Sun

ベランダの隅に立てかけてあったものをどかしたら。
するするっと何かが...。

ヤモリだ。


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よく見る間もなく、すぐ横の植木鉢の下に素早く逃げ込んだ。


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窓や壁に張り付いているんじゃない、歩いているヤモリ。
絶好のチャンスなので植木鉢をそうっと退かしてみた。


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出てくるとほんの少しの間止まるというか、固まっている。
そこでパチリ。
物陰にいたせいか体色が黒っぽい。


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また潜る、鉢をどかす、潜る・・・を数回繰り返して
写真を撮らせてもらった。


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張り付いている姿は、足先がぷっくり丸くて可愛らしいけれど、
今日の姿はちょっと強面で貫禄たっぷり。


N2976.jpg


肌寒いベランダで走らせてしまい申し訳ない。
ゆっくり休んでください。



ヤモリ(ニホンヤモリ=日本守宮) 分布:秋田以南九州まで

--爬虫綱 有鱗目 ヤモリ科--


カブの葉上でモンシロチョウが。 - 2014.04.16 Wed

朝の畑。
カブの葉っぱの上でモンシロチョウが交尾していた。


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 2014.4.13(以下同じ)

近づいてみた。

     N2789.jpg

いつからこうしているのか、
まだ朝の気温が低めなのせいなのか、ほとんど動かない。

N2791.jpg


おかげで接写が楽々できた。
顔をいろんな方向から撮る。


以下は接写をさらにトリミングして拡大したもの。
ストローの巻きや触角の節も判っておもしろい。

     N2793.jpg


     N2813.jpg



     N2802.jpg



     N2807.jpg



     N2808.jpg



畑から帰る頃には陽が高くなって暖まってきたらしく、
翅が少し開いていた。




※以前載せた、産卵しているようすはこちら→



空地道草 シロバナタンポポ - 2014.04.14 Mon

おっと、こんなところに。



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 2014.4.8(以下同じ)


シロバナタンポポだ!


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小学校の校舎裏、雑然として生徒は入れない所。


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もちろん私も入れなくて、金網の外から撮ったからボケボケ。


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シロバナタンポポは西日本の植物だ。
私にとって子供の時からタンポポ = 黄色。

逆に「タンポポといえば白でしょ。」という地域もあるという。
タンポポの咲いた思い出の風景が、
「白い花があたり一面」と「黄色い花がそこら中」・・・。
面白くて不思議だなぁ。


まれに東日本でも見られると聞いたことがあるけど、
ご近所で出会えるなんてびっくりしたよ。





--キク科 タンポポ属--


アッ、アメンボだー! - 2014.04.12 Sat

用事のすんだ帰り道、クレマチスさんの庭よこを通りがかったら
「今日メダカを100匹買ってきたのよー」の声。
さっそく庭先の睡蓮鉢をのぞき込んだら・・・。


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 2014.4.10(以下同じ)

アメンボがいるよー! 
思わず大声で叫んでしまった。
クレマチスさんは気がついていず、びっくりして、えーって。

もう夕方で暗くなりかけていたので、
翌日カメラ片手に再訪したのは言うまでもない。


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N2713.jpg



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これこれ、この脚の先と水面との接点の面白さ。
アメンボの醍醐味だよね!

それにしてもどこからやって来たのだろう?
メダカと一緒に、お店から付いて来たものと思ったんだけど
お家の方が「入れる前にもういた」と。

近くに池も川もないが、翅があるから飛んで来たには違いない。
思いがけないことがあるものだな〜。



たぶん、ヒメアメンボ

アメンボはカメムシの仲間だと初めて知った。
「水生カメムシ」とさえ呼ばれるらしい。
カメムシの多様さったらすごいもんだ。

肉食で水に落ちた昆虫などを食べるそうだ。





--カメムシ目 アメンボ科--



空地道草 アメリカオニアザミ - 2014.04.08 Tue

満を持して、というか待ちきれなくて出すことにした。
なぜなら花が咲いている姿を見たことが無いから。


アメリカオニアザミ(亜米利加鬼薊)。

始めて見たのは一昨年のこと。

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      2012.10.21(この写真含め3枚)


04072.jpg



     04074.jpg


公園の一角で、見事なトゲだらけの姿を発見。
残念なことにつぼみと、萎んだ花しか残っていない。


次に見たのは昨年の春。

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 2013.4.28


そして夏、今度は道ばただ。高さは50cmほど。

     N4387.jpg
      2013.6.4(2枚)


つぼみの刺の美しさにみとれてしまった。

N4394.jpg



そして今年、まさに今。

まだまだ幼株ながら、見事な鬼っぷり、怪物ぶりを発見。

これで直径30cmくらい。
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 2014.3.29(2枚)


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植物ではなく、何か得体の知れない生き物が
たくさん這い回っているようだ。


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 2014.4.2(2枚)



     N2423.jpg



昨年、どうしても花が見たくて生えていた場所に行ってみたが、
影も形も無かった。

実はこの植物、「見つけたらただちに抜いて処分するように」と、
どこを調べても書いてある。

繁殖力が猛烈に強く在来の植物を駆逐したり
鋭いトゲのせいで家畜などに被害を与えるため、
外来生物法の要注意種に指定されているそうだ。

花は夏に咲くが、公園などはその前に処分するのだろう。
どこかに見つからずに咲いていないだろうか。
見つけたら花の写真を載せるから、期待(?)しててね。




ヨーロッパ原産、北アメリカ経由で日本に移入。

--キク科 アザミ属--



空地道草 ムラサキケマン - 2014.04.07 Mon

春はきっかけさえあれば一気に盛り上がる。




     N2343.jpg
      2014.4.1(以下途中まで同じ)


公園で、咲き終えた梅の木の下に咲き始めたのは

ムラサキケマン(紫華鬘)。


まだ若い株は上から見るとこんな姿。

N2340.jpg


花は独特な形と色合いをしている。


     N2346.jpg




     N2349.jpg


つぼみ。

     N2352.jpg



以下は昨年別の場所でみつけた、ムラサキケマンの果実。
これがなかなか面白いのだ。

     N2674.jpg
      2013.5.2(以下同じ)

形はカマキリの前脚みたいだ。


     N2679.jpg

陽の光に透けて種子が見える。

指でそっと触れると・・・パチッ、莢が弾けた。

N2678.jpg

莢が外側にクルクルッと丸まって、種子を弾き飛ばしたのだ。

N2682.jpg

まっ黒なツヤツヤの小さい種子が、あたりにばら蒔かれる。

大きさはゴマよりも小さいくらい。

N2684.jpg



ホウセンカやカタバミに負けない程の勢いで、弾けたよ。




「ケマン=華鬘」は、金属や皮革でできた仏殿などの飾りで、
元々は生花で作った花輪だったらしい。
透かし彫りのような美しいものだが、この花との関連はよくわからない。



--ケシ科 キケマン属--



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Author:Yaruqi
Zubolaの奥、Yaruqi です。
カメラで
昆虫採集、植物採集しています。
東京都市部の住宅地で
どれだけ採集できるかな?

なお、動植物の同定は
正確ではありません。

過去記事も是非!

( 訪問の足跡は『Zubolaですが。』
になるかもしれません ) 

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