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2014-01

ナメクジの卵だ! - 2014.01.26 Sun

畑へ、今年最後の白菜を穫りに行った。

黒いビニールマルチで覆われた白菜の根元は、
暖かくて湿り気も十分。

白菜をどけると、ダンゴムシがたくさん丸まって冬眠中。
ナメクジも数匹、こちらは動いていた。
ナメクジはやわらかい葉が大好きだから、食住揃っていたわけだ。

他になにかいないかなーと小枝で掘ったりしていたら...。

出てきた。
ナメクジの卵が。1粒2mmくらいか。


N1056b.jpg


N1057b.jpg


N1062b.jpg



乾燥と暑さが大嫌いだから、秋頃から産卵するらしい。

せっかくなのでナメクジについて少し調べてみた。

生物の分類としては陸に住む巻貝の仲間で、貝殻が退化したもの。
(カタツムリは近いが少し違う系統らしい。)
雌雄同体で別の個体同士で生殖を行い、どの個体も卵を産む。
体表は乾燥に弱いので、体の前部(名称は忘れた)から粘液を出して
その上を這って移動する。

ちなみに他の動物に比べて研究者が少ない、という記述があった。
分るような分らないような・・・?




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空地道草 ヤエムグラ 2 幼株 - 2014.01.25 Sat

緑の少ないこの季節、
線路ぎわは陽当たりが良いので貴重なチェックポイントだ。
とくに踏切での通過待ちは写真も撮りやすい。



N0922.jpg
 2014.1.16(3枚)

離れて見ると草色の花が咲いているような、一群れがあった。


N0919.jpg


まだ幼いヤエムグラだ。


N0923.jpg


茎の周りに輪生する葉は、丸っぽくて初めは4枚しかなく
よく知っているヤエムグラの面影は無い。
段々と葉の数が増えていって・・・

・・・春になればこうなるのよ。


     N1249.jpg
      2013.4.14








--アカネ科 ヤエムグラ属--


ホントはもっと...ヨコバイ新顔 - 2014.01.21 Tue

本格的な昆虫のブログを毎日いくつか見ている。
皆さん経験が長いので、今の時期
冬でも見ることができる昆虫が登場している。

そんないくつかのブログに
最近たて続けに登場していたのがこれだ!


     N1019.jpg
      2014.1.21

うまく撮れなかったけど、出会えてうれしいので載せる。


     N1018.jpg



クロスジホソサジヨコバイ(黒条細匙横這)。

体長5mm程のヨコバイ。
別名「マエムキダマシ」とも呼ばれているそうだ。
その名が示すように・・・顔は上だよ!


上からの角度で撮ったのでちょっとバレバレだ。
背中の真上からだと、翅先の黒斑がちゃんと見えて
まるで目みたいなんだよ〜。

畑の菜花の茎にて。





※「ホソサジ」とは、細長い頭を匙に見立てての名前。

--カメムシ目 ヨコバイ科 ホソサジヨコバイ亜科--


ヨコバイの子供は可愛い - 2014.01.17 Fri




 2013.7.18


ツマグロオオヨコバイ(褄黒大横這)の幼虫。


成虫はこんなヤツ。


N2372.jpg
 2013.4.29(下も)


N2388.jpg


危険を感じると、素早い横歩きで裏側に隠れてしまう。
それで「横這い=ヨコバイ」。
幼虫も同様に隠れるのが、かわいいのよ。






--カメムシ目 ヨコバイ科--


大豆をダメにした3種類のカメムシ その3 - 2014.01.15 Wed

最後はどこにでもいる定番のカメムシ、

クサギカメムシ(臭木亀虫)。

クサギカメムシ12


N7717.jpg
 2013.8.2(以下同じ)


     N7740.jpg


     幼虫
     N7745.jpg


前回アップしたホソヘリカメムシ程ではないが、かなりの数だった。
汁を吸って食害する作物を調べてみたら、
豆類、柑橘類、柿や梨などの果樹、野菜、花卉のつぼみ・・・。
何でも来いのカメムシである。





--カメムシ目 カメムシ科--



追加:
「3種類」とタイトルには書いたが、
写真をよく見たらそれらとは違うカメムシの幼虫がいた。
その場では3種類のどれかの幼虫だと思っていたのだ。
写真からは種類を特定できなかったので、次の機会に探してみようと思う。

下の写真がその幼虫。

     N7735.jpg


     N7724.jpg




我が家にやってきたテントウムシ - 2014.01.14 Tue

ナナホシテントウの話題が続きます。


1270603.jpg
 2014.1.13(以下同じ)

夕べ Z が「お〜い、てんとうむしがいるよ〜」と呼ぶので
言ってみると、廊下の壁にナナホシテントウが止まっていた。
(Zは虫を触れません。)
きっと、金曜日に収穫してきた野菜に付いて来たのだろう。


1270602.jpg


よく見ると、中央に横並びの黒斑ふたつがつながっている。

図鑑などに載っている昆虫は典型的なものだ。
人間に色白・色黒、やせ形・太り型、髪の毛の多少・・・
などがあるように、昆虫にも以外と個体差があるようだ。

このテントウムシよりももっと、
黒斑が大きく滲んで全部つながっているのも、サイトで見たことがある。

困ってしまうのが、個体差の降り幅が大きくて
どう見ても別種の虫に見えるような種類の昆虫だ。
そんなのはもう素人にはお手上げだが、
困る以前にそんな種類と気付きもしないのだろうな、きっと。



1270610.jpg


テントウムシ君はその後机の上に飛び移り
すごいスピードで走って行って紙の下に隠れた。
つぶしてはいけないと窓から逃がしてやったけど、
せっかく暖かい環境に来ていたのに、かわいそうだったかな。




初々しいテントウムシ - 2014.01.12 Sun

昨日、大根などたくさんの野菜を収穫して
さて帰ろうとして農園入り口でふと下を見たら...。

こんなものが目に入った。

N0888.jpg
 2014.1.11(以下同じ)

羽化したばかりの、ナナホシテントウだ。

右下の黒いかたまりは脱ぎ捨てた殻。


N0894.jpg

まだ前翅は黄色くて黒紋の色もうすい。

N0895.jpg



N0900.jpg



     N0897.jpg

出てきた後の殻の様子。

上部が壁に接着していて、頭を下向きにぶら下がっている。
下部から這い出てきて、その後上向きに這い上がり
今の位置まで移動したのだろう。

バック・トゥー・ザ・フューチャーに出てきた車
デロリアンみたいだなぁ。



-おまけ- テントウムシの複眼はここ。白い斑点の外側。

     N0893.jpg







--甲虫目 テントウムシ科--


大豆をダメにした3種類のカメムシ その2 - 2014.01.09 Thu

二番手の大豆の敵は、昨年夏に『Zubolaですが。』に登場した

ホソヘリカメムシ。

幼虫がアリにそっくりで、やはり豆類を食害する。

今回の大豆に付いたカメムシの中で一番数が多かった。
「多い」なんてもんじゃない「うじゃうじゃ」「ゾロゾロ」といた。

手のつけようも無い、というヤツだ。


N7699.jpg
 2013.8.2(以下同じ)

成虫(体長18mmほど)と幼虫。
N7710.jpg



N7746.jpg


幼虫は何回も脱皮して成虫になるが、上の写真は比較的早い段階の幼虫。

下の3枚はそれより後の段階の幼虫。
背中の襟みたいなのが目立ってきている。

     N7705.jpg


     N7729.jpg

ピントがぼけているが小さな翅が見える。
     N7734.jpg


このカメムシは大きめでゴツゴツしているから、たくさんいるとかなり凄い光景だ。



眼直しに、ちょっと笑える姿も・・・。


N7741.jpg



     N7725.jpg




ちなみに、ホソハリカメムシというのもいてややこしい。






--カメムシ目 ホソヘリカメムシ科--  ※生息地は全国



※ホソリカメムシは
--カメムシ目 ヘリカメムシ科--

ややこしすぎ!


大豆をダメにした3種類のカメムシ その1 - 2014.01.07 Tue

昨年、畑の私の区画の余地に北海道在来の大豆をまいた。

枝豆ではなく大豆を収穫するつもりで。
枝豆の段階まではすくすくと育ち、少し食べることもできた。

ところがその後が大変なことに!
カメムシが大発生したのだ。それも3種類も。
カメムシは植物の汁を吸い弱らせてしまう。
薬も撒かなかったので、とうとう一粒も大豆を収穫できなかった。

北海道の気候に合った品種だから、東京では無理かと思われ
それでも順調に育ってよろこんでいた。
気温が直接植物に与える影響しか頭に無かったのだ。
気温が高いということは害虫も多く、
その害虫は北海道にはいないか少なく、従って抵抗力も無い。
そこまでは考えが至らなかった。

収穫できなかったのは残念だけれど
とても大事なことに気付かせてもらい勉強になったと思う。


そこで、そのカメムシを紹介することにした。
一番手は「マルカメムシ」。
体長5〜6mm。

     N8275.jpg
      2013.8.29(以下同じ)

カメムシとは思えない姿だ。

N8276.jpg



     N8250.jpg


これは幼虫。
     N8241.jpg


莢の表面に産みつけられた卵。
N8249.jpg



黒っぽく変色した莢は、中の豆も硬く縮み、
カビが生えているものもあった。


このマルカメムシ、調べてみたら「大豆の害虫」とでていた。
そう、やはり自然は間違えないんだ。






--カメムシ目 マルカメムシ科--  ※生息地は本州以南


今月の二点(2013年12月) - 2014.01.04 Sat




     N0322.jpg


   ... 写真は おことわり! ...

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     N0700.jpg


 ... ニョロニョロたちは もう春 ...

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Author:Yaruqi
Zubolaの奥、Yaruqi です。
カメラで
昆虫採集、植物採集しています。
東京都市部の住宅地で
どれだけ採集できるかな?

なお、動植物の同定は
正確ではありません。

過去記事も是非!

( 訪問の足跡は『Zubolaですが。』
になるかもしれません ) 

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