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2013-08

空地道草 コケオトギリ - 2013.08.14 Wed

今まで載せた草の中で一番小さな「花」かもしれない。
花びらがはっきりと判る「花」の中で。

周りに生えている草と比べると、その小ささが判る。

コケオトギリ(苔弟切)。

オトギリソウという草の仲間で、
草丈が小さいく密生する姿から「苔」が付くらしい。


     mkN6978.jpg
      2013.7.22

mkN6982.jpg
 2013.7.22

左右の平たい葉っぱはチチコグサモドキの幼株だろうか。

     mkN8060.jpg
      2013.8.11

花の大きさは5mm、草丈は15cm位。

mkN8057.jpg
 2013.8.11


小さいけれど発色の良いきれいな黄色なので、目にとまった。
冬はきれいな紫味の赤に紅葉するそう。


水田周りや湿地に生える草らしいけれど、
ここは特に湿った場所ではない。
ほぼ終日木陰だから大丈夫なのだろうか。
見かけによらず強いのかもしれない。






--オトギリソウ科 オトギリソウ属--


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空地道草 コミカンソウ - 2013.08.13 Tue

一月ほど前にナガエコミカンソウを載せ、
コミカンソウ(小蜜柑草)も見たいと書いた。
近所の青空駐車場でやっと見つけた。


mkN7279.jpg
 2013.7.28(以下同じ)

名前の由来の果実がこれ。
大きさは2.5mmくらい。

mkN7298.jpg


葉の一枚一枚の基部にひとつずつ花が咲く。

     mkN7288.jpg


どうにか撮ったこの花は雌花で、一連の葉のうち下から3/4くらいまで。
その先1/4には雄花が咲き、色は雌花よりも白っぽい。

     mkN7280.jpg


果実ができ始めたところ。

mkN7285.jpg


まだ色付かない果実。

mkN6986.jpg
 2013.7.22(一枚のみ)


ナガエコミカンソウよりも葉の付き方が密でとてもきれい。

mkN7307.jpg


生え初めの株は、葉の色に赤味がありグラデーションが素敵だ。

mkN7308.jpg



昨日、果実がもっと蜜柑色になったのが見たくて行ってみたら
すっかり草刈りされてしまっていた。

住宅街の野草はいつ抜き取られるかわからない。
また今度、もう一度、その後、はあるとは限らないんだ。


史前帰化植物(稲や麦などの伝来と供に古い時代に帰化した植物)。
この単語を最近知りました。





--トウダイグサ科 コミカンソウ属--


おっしゃれー!なカメムシ - 2013.08.08 Thu

あたり前だけど、草を観察していると昆虫がみつかる。

エノキグサの茂みを覗き込んだら、初見のカメムシ。
体長6mmくらい。


N7870.jpg
 2013.8.3(以下同じ)


モノクロのすばらしいデザインだぁ〜! その名も、

モンシロナガカメムシ(紋白長亀虫)。


N7880.jpg


石垣ギリギリでカメラを近づけられない。
無理をすると驚いて逃げてしまうから、一枚目の写真がギリギリ。
他の2枚はトリミング。
(もっともトリミングは毎度のこと、スミマセン...。)

それでも気配を感じてソワソワ動きだした。

N7872.jpg



「アルームシロヘリナガカメムシ」という
そっくりなカメムシがいて、違いがとても微妙なので
いつにも増して同定に自信がないのだが・・・。

カメムシのご多分に漏れず、イネの穂(米)を吸う「害虫」だそうだ。



でも、でも、それでもイカシたカメムシだ!





--カメムシ目 ナガカメムシ科--


空地道草 ホナガイヌビユ - 2013.08.07 Wed

似たようなのを年中見ているような気がする草。


     mkN5739.jpg
      2013.7.2(以下同じ)

葉の形がなんとなく可愛らしいので調べたくなった。

ホナガイヌビユ(穂長犬莧)。


mkN5736.jpg


例によって「犬=イヌ」が付く。
ヒユ(莧)は食用で、食べられないヒユだから「イヌビユ」。
「イヌビユ」よりも穂が長くなるので「ホナガイヌビユ」となる。


     mkN5737.jpg


果実になると穂全体が褐色になるそうだ。


mkN5731.jpg

これはまだ若い株。
葉の先がほんの少し凹んでいるが、
そっくりな「イヌビユ」はもっとはっきりと凹んでいる。


ハゲイトウ(葉鶏頭)やアマランサス(=紐鶏頭)の仲間だ。

熱帯アメリカ原産。





--シソ目 ヒユ科 ヒユ属--



空地道草 キツネノマゴ - 2013.08.06 Tue

初めて知った草。

     mkN7758.jpg
      2013.8.3(以下同じ)

     mkN7761.jpg


     mkN7764.jpg


花はとても小さく、正面から見て4mmくらいか。

キツネノマゴ(狐の孫)。

今までに見た唇形の花の中でも雰囲気が独特な感じ。


     mkN7776.jpg


     mkN7756.jpg


     mkN7754.jpg


花が咲いていなかければかなり地味な草だ。
「狐の孫」という名の由来ははっきりしないようだ。



余談をみっつ。

 ・「キツネノゴマ」ではありません。
 ・何度名前を覚えても、なぜか「ネズミノマゴ」と思い浮かんでしまう。
 ・沖縄に「キツネノヒマゴ」という草があるらしい。




--シソ目 キツネノマゴ科 キツネノマゴ属--


シルエットの正体はこのカミキリ - 2013.08.04 Sun




 2013.8.2(以下同じ)

畑の大豆の葉にのっていたのは、

キボシカミキリ(黄星髪切・黄星天牛)。

触角を除いた体長は25mmくらい。
たまたま隣の公園から飛んで来たとみえて、
あちこち移動するので追いかけ回した。
(幸い一度に長距離は飛ばないのでね。)

N7454.jpg

触角の長さがイカすでしょう?

昆虫の中でも一番好きなのがカミキリムシ。
子供の頃からたくさんの種類が身近にいた。
形、色、模様、大きさ、触角の長さなど様々だ。


N7545.jpg


N7682.jpg


N7678.jpg


N7549.jpg


N7565.jpg


N7589.jpg


N7558.jpg


大好きなカミキリムシが
実はイチジクの害虫だと知ったのは大学生の頃。
嫌われものだと知って悲しかったなぁ。

様々な樹木の害虫として有名(?)な昆虫。
木の皮の中に卵を産み、孵った幼虫が中を食い荒らす。
成虫になってからも花、葉、樹皮などを食べる。
サナギになる前のイモ虫は、俗にテッポウムシ(鉄砲虫)と呼ばれる。


そうはいっても大好きなことには変わりは無く、
再会できるか分らないから、
気付いたら写真を200枚も撮ってしまったのでした。






--甲虫目 カミキリムシ科 フトカミキリ亜科--


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Author:Yaruqi
Zubolaの奥、Yaruqi です。
カメラで
昆虫採集、植物採集しています。
東京都市部の住宅地で
どれだけ採集できるかな?

なお、動植物の同定は
正確ではありません。

過去記事も是非!

( 訪問の足跡は『Zubolaですが。』
になるかもしれません ) 

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