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2012-11

ミミズコンポストに適したミミズ 121125 - 2012.11.30 Fri

グンと寒くなってきたので
畑のまわりで虫たちの姿をあまり見なくなってきた。

畑の横に、2m x 1.5m 深さ1.2m程の
野菜屑を捨てる大きな穴がある。
2、3年ごとに土をかぶせて埋め、
隣に新しい穴を掘るとのこと。
埋めた穴の部分は栄養たっぷりの土になる。

こんなところには何かいるだろうと、
晴れた日に、野菜屑をめくってみた。

ぉお〜! いたいたミミズがいっぱい!


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でも、土を掘って出てくるよく見るミミズとちがう。

シマミミズ

という、ミミズコンポストに最も適している種類だった。
コンポストは生ゴミや植物などから堆肥を作るわけだから、
居るべくしてあの穴に居たわけだ。

土の中によくいる、ツルンとしたミミズを生ゴミに入れても
あまり役に立たないとのこと。

上の写真はまだチビだが、太いのは長さ10cmほど。 -Y-







--環形動物門 貧毛綱 シマミミズ科--


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白い蛾 フタツメオオシロヒメシャク 111126 - 2012.11.28 Wed


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     m05753.jpg


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昨年のちょうど今頃、畑のキャベツの葉に来ていた、
開張30数ミリ程の、フタツメオオシロヒメシャク。

白い蝶はきれいなうえに目立つので、
何種類か撮っています。 -Y-





--チョウ目 シャクガ科 ヒメシャク亜科--


あっ、写ってた!ハエの大事な部分 121016,1028 - 2012.11.26 Mon





10ミリ程のちょっと変わったハエ、ヒメフンバエ。

小動物のフンを食べるのは幼虫のときだけで、
成虫は肉食で小さな虫を食べる。

上の写真はメス。

下の3枚がオス。
オスは体に黄色い毛がボウボウと生えている。

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そして、そして!

一番下の写真をよ〜く見てください。
腹部の横、羽の下に
先が平に膨らんだ細い棒状のものが見えるでしょ。

これは「平均棍(へいきんこん)」といって
ハエの仲間「双翅目」独特の器官だ。

昆虫の羽は基本的に左右各2枚づつ、計4枚ある。

「双翅目」では前翅のみ各1枚計2枚なのだが、
左右の後翅が変化したものがこの「平均棍」。
飛ぶ時に前翅の羽ばたきと一緒に震える。
そしてこの「平均棍」を取ってしまうと、
ハエは飛べなくなるそうだ。


「平均棍」の存在は前から知っていて、図や写真などでは見た事はあった。

でも自分の撮った写真にはっきり写っているなんて!
ついさっき気がついて、飛び上がって喜んじゃいました。

そして、喜びついでにアップしたのでした。
明日まで待てなくて! -Y-






--ハエ目 フンバエ科--


ひなたぼっこ 冬のハエ 121121 - 2012.11.26 Mon





午前中、陽がガンガン当たるコンクリートの壁。
畑の西端にある。

オオクロバエが体を温めていた。
やや大きめのハエで、陽当たりでは冬でも見かける。


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これはメス。


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近くの葉の上にいたオス。



この壁では、さまざまな虫やトカゲが
ひなたぼっこする姿を見ることができる。

蜂、蝶、蛾、バッタ、カメムシ、甲虫、などなど
ここで体を温めて活動開始するようだ。

寒い冬は私もこの壁の前に立って暖まるのです。 -Y-






--ハエ目 クロバエ科--


でっかいお腹のハムシの母ちゃん 121125 - 2012.11.25 Sun





畑のすみで見つけたヨモギハムシのメス。

硬い前翅からお腹がはみ出している。
卵でパンパンなのだ。
この塊を丸ごと草に産みつける。
ハムシの仲間には多いそうだ。


実は私、この写真を一度捨てたのだ。
写真にとったものの、他の昆虫(ハチなど)に
寄生されていると思ったから。
昆虫大好きな私も、このたぐいの事は苦手なのだ。

ところが別の虫の同定作業をしていたら
たまたま同じ状態の写真が出てきた。
何の事は無い正常な習性だったのだ。

「あ”〜!わ〜!捨てちゃった〜〜!!」と叫んだ私。
「ゴミ箱にあるんじゃない」と至極冷静なZであったのだった。

じゃんじゃん! -Y-






--甲虫目 ハムシ科--

可愛いから再登場の子カメムシ 121121 - 2012.11.24 Sat





5日にアップしたアオモンツノカメムシの幼虫

いい感じの一枚が撮れたので。 -Y-


爽やかめなカメムシ 120909 - 2012.11.23 Fri





アカホシカスミカメムシ。
8ミリ程。
触角が長くて細身で軽〜い感じ。


カメムシって暑苦しい姿が多い気がする。 -Y-





--カメムシ目 カスミカメムシ科--

続いてチャドクガ登場 121001 - 2012.11.22 Thu

昨日のアメリカシロヒトリに続いて
ぐっと身近の悪役、チャドクガ(茶毒蛾)。


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幼虫はよく見ていたけれど
蛾の姿を知らなかった私は、この蛾を見つけた時、
櫛形の触角がすてきなので写真に撮った。


     m04597.jpg


見事だ。

後で調べてチャドクガだと分り、
辛い目にあった人も多いだろうから
アップするのをためらっていたのです。

しかし昨日アメリカシロヒトリを出したからには
こっちも出さなければ! と思い立った訳です。

ついでに横からの姿も。


     m04596.jpg


皮膚炎をおこさせる「毛(針)」は幼虫だけでなく
成虫になっても残っていて同様の毒を持っている。
抜け落ちた毛も同じというからタチが悪い。

父が椿が好きで実家の庭に何本もあり、
チャドクガの幼虫がみつかると
「Y子ちょっと来てー!」と母に呼ばれる。
毛虫退治は私か父の役目で、母と弟は全然ダメ。

殺虫剤を使うという発想の無かった私は、
下に新聞紙を広く敷いて、帚の柄で枝をとんとん叩き、
毛虫を下に落とす。
糸を引いてポトポトと全部落ちるまで叩き、
そおっと新聞紙を丸めてカンに入れて燃やした。

今にして思えばずいぶんいい加減な、
スキだらけの駆除法だった。
一度もかぶれなかったのはキセキかもしれない。 -Y-




-チョウ目 ドクガ科--

帝王の風格 アメリカシロヒトリ 120506 - 2012.11.20 Tue


m08471.jpg


悪名高きアメリカシロヒトリ(白火取)。

この貫禄は見事だ。

まるでまっ白な毛皮をまとったような胸部。
ちょっと角度を変えてアップでどうぞ。


     m08472.jpg


夜行性の昆虫で光りに集まるものは多いが、
その習性が際立っているのが「火取蛾」の仲間だそうだ。

光の周囲をくるくるとらせん状に飛びながら近付き、
それが燃える火であった場合は、
しばしば飛び込んで死んでしまう。

それで「火取・灯取・火盗・・・・」となったらしい。

姿といい、カッコ良すぎるやつだ。 -Y-






--チョウ目 ヒトリガ科--


ハマキガの仲間の蛾たち 120627,0811,1112 - 2012.11.19 Mon


m00259.jpg


m01581.jpg


m04990.jpg


ハマキガ科の蛾だと思われます。

どれも10mmちょっと。
派手な色の種類もありますが、たいてい地味なので
同定しようと熱心に調べても
自信を持ってこれだ!と決められません。

とはいえ、確かに「ハマキ」みたいですよね。 -Y-






--チョウ目 ハマキガ科--

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Yaruqi

Author:Yaruqi
Zubolaの奥、Yaruqi です。
カメラで
昆虫採集、植物採集しています。
東京都市部の住宅地で
どれだけ採集できるかな?

なお、動植物の同定は
正確ではありません。

過去記事も是非!

( 訪問の足跡は『Zubolaですが。』
になるかもしれません ) 

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