子どもカマキリ、食事中。 - 2016.07.17 Sun
ネジバナが咲いている頃のこと。(ひと月以上前ですね)
ベランダの鉢植え、小さなほんの10ミリちょっとのカマキリがいた。

2016.6.11(5枚)
可愛らしいんだよねカマキリの子ども。
たぶんハラビロカマキリだと思うが脚が長ーい。
下の写真、この子から少し離れた前方に、
ピントは合っていないけど黒っぽい、小さなモノがあるでしょ?
じつはこれがこの子の狙っている食料だったのだ。

ほんの少し目を離したすきに食事はもう始まっていた。
よく見かけるアブラムシだ。

前脚でしっかりとつかんで一生懸命食べている。
顎や口をさかんに動かして、もぐもぐと音が聞こえてきそうだ。
トリミングしてさらに拡大。

そろそろ食べ終わりそうだ。

アブラムシを食べたいとは思わないけど、この子の様子は
とても美味しそうに見えた。
翌日も同じ辺りにいたが、その次の日には姿を消していた。
行動範囲が広がっていくんだね。
下の写真は、ちょっと気に入った一枚。

2016.6.12
今頃は大人になって、もっと大きな獲物をパクついていることだろう。
※ハラビロカマキリの子ども過去記事 → 1 2
--カマキリ目--
H1
ベランダの鉢植え、小さなほんの10ミリちょっとのカマキリがいた。

2016.6.11(5枚)
可愛らしいんだよねカマキリの子ども。
たぶんハラビロカマキリだと思うが脚が長ーい。
下の写真、この子から少し離れた前方に、
ピントは合っていないけど黒っぽい、小さなモノがあるでしょ?
じつはこれがこの子の狙っている食料だったのだ。

ほんの少し目を離したすきに食事はもう始まっていた。
よく見かけるアブラムシだ。

前脚でしっかりとつかんで一生懸命食べている。
顎や口をさかんに動かして、もぐもぐと音が聞こえてきそうだ。
トリミングしてさらに拡大。

そろそろ食べ終わりそうだ。

アブラムシを食べたいとは思わないけど、この子の様子は
とても美味しそうに見えた。
翌日も同じ辺りにいたが、その次の日には姿を消していた。
行動範囲が広がっていくんだね。
下の写真は、ちょっと気に入った一枚。

2016.6.12
今頃は大人になって、もっと大きな獲物をパクついていることだろう。
※ハラビロカマキリの子ども過去記事 → 1 2
--カマキリ目--
H1
スポンサーサイト
地味〜なヒメカゲロウの仲間 - 2016.03.14 Mon
友人宅の庭でみつけた、クサカゲロウを地味にしたような虫。
※クサカゲロウ(過去記事 1 2 )

2016.3.3
植えてある小松菜の茎にいたのだけれど、
写真を撮りたくてちぎった葉の上に乗ってもらった。
アップで。

翅脈が美しいし、目が大きくて可愛らしいよね。
さかんに前脚で触角をしごくようにしていたが、お手入れ中だったのかも。
上から見た姿。

調べてみるると似たようなのが色々いたが、
ホソバヒメカゲロウ に1番似ていた。
触角を入れずに体長15mmくらい。
翅の縁近くの黒い点が特徴だ。
過去記事のクサカゲロウと同じアミメカゲロウ目。
ややこしいことにカゲロウ目という目があって、
このアミメカゲロウ目とは仲間としては遠いらしい。
見た目はか細くて遠くからだと似た印象のようだ。
私が今まで見つけてカゲロウだ!と思った虫は、
たぶんほとんどがアミメカゲロウ目のほうだと思う。
こうなるとカゲロウ目の方もぜひ見てみたい。
幼虫が水生だそうなので水のある場所にいるのだろうか。
--アミメカゲロウ目 ヒメカゲロウ科-- 分布:全国
US
※クサカゲロウ(過去記事 1 2 )

2016.3.3
植えてある小松菜の茎にいたのだけれど、
写真を撮りたくてちぎった葉の上に乗ってもらった。
アップで。

翅脈が美しいし、目が大きくて可愛らしいよね。
さかんに前脚で触角をしごくようにしていたが、お手入れ中だったのかも。
上から見た姿。

調べてみるると似たようなのが色々いたが、
ホソバヒメカゲロウ に1番似ていた。
触角を入れずに体長15mmくらい。
翅の縁近くの黒い点が特徴だ。
過去記事のクサカゲロウと同じアミメカゲロウ目。
ややこしいことにカゲロウ目という目があって、
このアミメカゲロウ目とは仲間としては遠いらしい。
見た目はか細くて遠くからだと似た印象のようだ。
私が今まで見つけてカゲロウだ!と思った虫は、
たぶんほとんどがアミメカゲロウ目のほうだと思う。
こうなるとカゲロウ目の方もぜひ見てみたい。
幼虫が水生だそうなので水のある場所にいるのだろうか。
--アミメカゲロウ目 ヒメカゲロウ科-- 分布:全国
US
夕陽にゆらりと飛ぶカゲロウ - 2015.05.07 Thu
茂った蕗のまわりを頼り無げなカゲロウが数匹。
ゆらゆら飛んだり止まったり。

2015.5.7(4枚)
昔からよく見かける薄い緑色の美しい虫。

顔の左右に2つずつ黒い斑があるところから、
ヨツボシクサカゲロウ(四星臭(草)蜉蝣、蜻蛉)と呼ばれる。
触角を入れないで体調15mmくらい。
幼虫・成虫ともにアブラムシを食べるので「益虫」だ。

翅脈が美しいし、目もくりっと可愛らしいね。

卵は「優曇華=うどんげ」などの呼び名を持つこんなの。↓

2014.7.9
ただし、クサカゲロウの仲間には同様な卵が多いので
上の写真はヨツボシクサカゲロウのものかは分からない。
(時も場所も別)
参考までに過去記事のヤマトクサカゲロウも見てね。
私にとってカゲロウはまさに「夏の夕方」なんだ。
--アミメカゲロウ目 クサカゲロウ科-- 分布:全国
YB
ゆらゆら飛んだり止まったり。

2015.5.7(4枚)
昔からよく見かける薄い緑色の美しい虫。

顔の左右に2つずつ黒い斑があるところから、
ヨツボシクサカゲロウ(四星臭(草)蜉蝣、蜻蛉)と呼ばれる。
触角を入れないで体調15mmくらい。
幼虫・成虫ともにアブラムシを食べるので「益虫」だ。

翅脈が美しいし、目もくりっと可愛らしいね。

卵は「優曇華=うどんげ」などの呼び名を持つこんなの。↓

2014.7.9
ただし、クサカゲロウの仲間には同様な卵が多いので
上の写真はヨツボシクサカゲロウのものかは分からない。
(時も場所も別)
参考までに過去記事のヤマトクサカゲロウも見てね。
私にとってカゲロウはまさに「夏の夕方」なんだ。
--アミメカゲロウ目 クサカゲロウ科-- 分布:全国
YB
冬近いベランダで見つけた昆虫(1) - 2014.12.01 Mon
植木鉢の気の葉もすっかり秋色・秋枯れのベランダ。
咲いている花はしょぼいゼラニウムくらいだ。
それでも昼間は陽当たりが良いので、探せば虫はいる。
地味な、小さな虫が。
昨日、外壁のタイルで不思議な虫を発見。

2014.11.30(3枚)
体長は頭から翅先までで5mm程。
尻先は翅よりもかなり短いから、ごく小さな昆虫だ。
横から見るとこんな姿。

拡大してみると翅の模様が美しい。

実はこの虫、名前は知っていたが見るのは夏に一度と昨日と、2回だけ。
チャタテムシ(茶立虫)の仲間。
小さいし皆よく似ていて「仲間」以上には同定できない。
夏に網戸に止まっていたのが下の写真。
色も模様も大きさも昨日のとは異なる(網戸の網の目と比較してみて)。

2014.7.2(2枚)

調べていて意外なことが判った。
このように外で暮らすチャタテムシと、
家の中に住む、翅の無いチャタテムシがいること。
その家の中にいるヤツ、ほら、古い本なんかを開くと出てくる
頭とお腹だけみたいな薄い茶色の、小さな小さな虫がいるでしょ。
あれだったのだ!
残念ながら写真は無い。
むかし親たちは「シミ」と呼んでいたがそれはまた別の虫だった。
どちらもカビや古紙や標本類、乾物など家の中の様々な物を食べる。
大量に発生すると大きな被害になる。
--チャタテムシ目-- 分布:種によるがほぼ全国
咲いている花はしょぼいゼラニウムくらいだ。
それでも昼間は陽当たりが良いので、探せば虫はいる。
地味な、小さな虫が。
昨日、外壁のタイルで不思議な虫を発見。

2014.11.30(3枚)
体長は頭から翅先までで5mm程。
尻先は翅よりもかなり短いから、ごく小さな昆虫だ。
横から見るとこんな姿。

拡大してみると翅の模様が美しい。

実はこの虫、名前は知っていたが見るのは夏に一度と昨日と、2回だけ。
チャタテムシ(茶立虫)の仲間。
小さいし皆よく似ていて「仲間」以上には同定できない。
夏に網戸に止まっていたのが下の写真。
色も模様も大きさも昨日のとは異なる(網戸の網の目と比較してみて)。

2014.7.2(2枚)

調べていて意外なことが判った。
このように外で暮らすチャタテムシと、
家の中に住む、翅の無いチャタテムシがいること。
その家の中にいるヤツ、ほら、古い本なんかを開くと出てくる
頭とお腹だけみたいな薄い茶色の、小さな小さな虫がいるでしょ。
あれだったのだ!
残念ながら写真は無い。
むかし親たちは「シミ」と呼んでいたがそれはまた別の虫だった。
どちらもカビや古紙や標本類、乾物など家の中の様々な物を食べる。
大量に発生すると大きな被害になる。
--チャタテムシ目-- 分布:種によるがほぼ全国
カマキリべいべー いろいろ編 - 2014.07.11 Fri
トンボの翅がきれいに撮れたので - 2014.06.16 Mon
昨日の夕方、農家のY田さんの畑で。
夕陽に輝く黄色っぽい、初めて見るトンボ。

2014.6.15(以下同じ)
ライトを浴びているように明るいので、オート撮影でもバッチリ。
翅脈(しみゃく)まではっきりと写っていて、うれしいから
トリミングしてさらに拡大したのを見て〜!

昆虫の翅には、ガでもチョウでもハエでも何でもこういった線があって
同定するときの貴重な情報になっている。
私にはチンプンカンプンだけれど、
実際の翅を見て図鑑に出ているのと同じだと面白いもの。
でも現場ではとてもじゃないけど細か過ぎるから
このように写真にちゃんと写らない限り確かめられない。
おかげでこのトンボは、種類の範囲を狭めることができた。
それでもたぶん、だけど
ショウジョウトンボ(猩猩蜻蛉)のメス。


オスは普通のアカトンボの比ではない程、全身真っ赤だ。
ぜひオスも見てみたい。
メスもオスも他のトンボに比べ、体に黒い線などが無いので見分けやすい。

ちょっと飛んで別の葉にとまったら、さらに美しく輝いた。
--トンボ目 トンボ科-- 分布:全国
夕陽に輝く黄色っぽい、初めて見るトンボ。

2014.6.15(以下同じ)
ライトを浴びているように明るいので、オート撮影でもバッチリ。
翅脈(しみゃく)まではっきりと写っていて、うれしいから
トリミングしてさらに拡大したのを見て〜!

昆虫の翅には、ガでもチョウでもハエでも何でもこういった線があって
同定するときの貴重な情報になっている。
私にはチンプンカンプンだけれど、
実際の翅を見て図鑑に出ているのと同じだと面白いもの。
でも現場ではとてもじゃないけど細か過ぎるから
このように写真にちゃんと写らない限り確かめられない。
おかげでこのトンボは、種類の範囲を狭めることができた。
それでもたぶん、だけど
ショウジョウトンボ(猩猩蜻蛉)のメス。


オスは普通のアカトンボの比ではない程、全身真っ赤だ。
ぜひオスも見てみたい。
メスもオスも他のトンボに比べ、体に黒い線などが無いので見分けやすい。

ちょっと飛んで別の葉にとまったら、さらに美しく輝いた。
--トンボ目 トンボ科-- 分布:全国
カマキリの口、眼の不思議 - 2013.12.03 Tue
前々からカマキリの口が面白くて、
どうなっているのだろうと思っていた。
部品の名前は調べがついたが、どう使うかはよく判らない。

2013.11.17(以下同じ)


調べているうちに、複眼についてのビックリに出会った。
カマキリはどの方向から見てもこちらをじっと見つめている。
真後ろからでも。(カマキリの視線 1、2)
あの、複眼にある黒い点がいつもまっすぐこちらに向いているから。
おおざっぱに説明すると...。
「複眼」は一つ一つの「個眼」が丸いブーケのように集まっている。
そのブーケの中で、見ている私の方にまっすぐ向いている「個眼」だけが
光の反射が無く「個眼」の奥まで真っ黒に見えるのだった!
専門的にはこれを「偽瞳孔=ぎどうこう」と呼ぶそうだ。
従って、黒い点は必ず見ている者の方向にあることになる。
ずっと見張られているように感じるのは、
カマキリのキャラクターからくる思い込みだったのだ。
まさに眼からウロコだね。
ちなみに、偽瞳孔は複眼を持つ昆虫に共通することで、
複眼の形により点の大きさや数は異なる。
複眼自体が暗い色だと点は目立たない。
例としてこれはモンシロチョウ。

2013.7.9
※注:ここに載せたカマキリの眼の茶色い部分は老化によるもの。
どうなっているのだろうと思っていた。
部品の名前は調べがついたが、どう使うかはよく判らない。

2013.11.17(以下同じ)


調べているうちに、複眼についてのビックリに出会った。
カマキリはどの方向から見てもこちらをじっと見つめている。
真後ろからでも。(カマキリの視線 1、2)
あの、複眼にある黒い点がいつもまっすぐこちらに向いているから。
おおざっぱに説明すると...。
「複眼」は一つ一つの「個眼」が丸いブーケのように集まっている。
そのブーケの中で、見ている私の方にまっすぐ向いている「個眼」だけが
光の反射が無く「個眼」の奥まで真っ黒に見えるのだった!
専門的にはこれを「偽瞳孔=ぎどうこう」と呼ぶそうだ。
従って、黒い点は必ず見ている者の方向にあることになる。
ずっと見張られているように感じるのは、
カマキリのキャラクターからくる思い込みだったのだ。
まさに眼からウロコだね。
ちなみに、偽瞳孔は複眼を持つ昆虫に共通することで、
複眼の形により点の大きさや数は異なる。
複眼自体が暗い色だと点は目立たない。
例としてこれはモンシロチョウ。

2013.7.9
※注:ここに載せたカマキリの眼の茶色い部分は老化によるもの。
カマキリべいべー - 2013.10.26 Sat
カマキリ小僧 - 2013.10.20 Sun
親子が揃った カゲロウ 130525,121123 - 2013.05.26 Sun
キンギョソウの花の中に何かいる。

上の花びらをめくってみた。

なんだろう? 7〜8mmくらい。

脚の数からすると昆虫だ。
アゴの形がヒントになりそう。
というわけで、この虫の正体は
ヤマトクサカゲロウ(ヤマト草蜉蝣・臭蜉蝣、別名:ニッポンクサカゲロウ)
の幼虫だった。
この幼虫は野菜に付くアブラムシやハダニ等を食べるので
「生物農薬」として研究されたり利用されているそうだ。


成虫は触角も含めて25mmくらいか。
「うどんげの花」と呼ばれる、
細い糸のようなもに付いた卵を産む。
(※このような卵のカゲロウは他にもいる)
上の成虫の2枚の写真は、昨年秋に家の中で見つけてZが撮影したもので
やっと使う事ができてよかった。
ちなみに「蟻地獄」の底で獲物を待ち構えているのは
ウスバカゲロウの幼虫。
--アミメカゲロウ目 クサカゲロウ科--

上の花びらをめくってみた。

なんだろう? 7〜8mmくらい。

脚の数からすると昆虫だ。
アゴの形がヒントになりそう。
というわけで、この虫の正体は
ヤマトクサカゲロウ(ヤマト草蜉蝣・臭蜉蝣、別名:ニッポンクサカゲロウ)
の幼虫だった。
この幼虫は野菜に付くアブラムシやハダニ等を食べるので
「生物農薬」として研究されたり利用されているそうだ。


成虫は触角も含めて25mmくらいか。
「うどんげの花」と呼ばれる、
細い糸のようなもに付いた卵を産む。
(※このような卵のカゲロウは他にもいる)
上の成虫の2枚の写真は、昨年秋に家の中で見つけてZが撮影したもので
やっと使う事ができてよかった。
ちなみに「蟻地獄」の底で獲物を待ち構えているのは
ウスバカゲロウの幼虫。
--アミメカゲロウ目 クサカゲロウ科--