空地道草 ヘラオオバコ 2 - 2017.05.17 Wed
やあ、久しぶりだね、おはよう! ヘラオオバコ君。

2017.5.2
ヘラオオバコ(篦大葉子)。
人が歩く草はらならたいてい生えているオオバコの仲間だ。
葉の形が長いので「篦=へら」オオバコ。
花穂はオオバコより短く柄が長い。

花の始めはこんな感じ。

下から咲き始め、上へ上へと咲き進んでいく。

飛び出している白いのはオシベ。
これが目立っていて、土星の輪っかみたいで面白い。
全体の姿はオオバコよりかなり優雅だ。

オオバコの仲間の花穂は、
先に咲くのが雄花(下部)で先端にいくと雌花が咲く。
そのへんの説明はヘラオオバコの過去記事を見てね。
いつもの公園には生えていない(見たことが無い)ので、
何年ぶりかの出会いだった。
--シソ目 オオバコ科 オオバコ属-- 分布:全国
H2SUI

2017.5.2
ヘラオオバコ(篦大葉子)。
人が歩く草はらならたいてい生えているオオバコの仲間だ。
葉の形が長いので「篦=へら」オオバコ。
花穂はオオバコより短く柄が長い。

花の始めはこんな感じ。

下から咲き始め、上へ上へと咲き進んでいく。

飛び出している白いのはオシベ。
これが目立っていて、土星の輪っかみたいで面白い。
全体の姿はオオバコよりかなり優雅だ。

オオバコの仲間の花穂は、
先に咲くのが雄花(下部)で先端にいくと雌花が咲く。
そのへんの説明はヘラオオバコの過去記事を見てね。
いつもの公園には生えていない(見たことが無い)ので、
何年ぶりかの出会いだった。
--シソ目 オオバコ科 オオバコ属-- 分布:全国
H2SUI
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空地道草 トウバナ - 2017.05.08 Mon
いつもの公園の小さな森の中には、人間用の小径が何本も走っている。
とは言え完全に管理された公園のこと、すべてに人の手が入っている。
それでも「雑草」は別だ。
小径の端に小さなちいさな花が咲いていた。

2017.4.30(2枚)
花1つの大きさは横幅で3mmほど、うすい赤紫色。
小さ過ぎて上手く撮れない。

これはまだ子供の株で4枚の葉の中央に蕾がちょこんと。

2017.5.2(以下同)
咲きながら成長するので、花の集合が上へと伸びていく。
草の名は トウバナ(塔花)。
名前は高くなっていく花の姿から。

唇型の花で萼も同じような形なのが面白い。

真上から。


最初はこんな地を這った姿でその後茂ってゆくそうだ。
--シソ科 トウバナ属-- 分布:本州以南
HK
とは言え完全に管理された公園のこと、すべてに人の手が入っている。
それでも「雑草」は別だ。
小径の端に小さなちいさな花が咲いていた。

2017.4.30(2枚)
花1つの大きさは横幅で3mmほど、うすい赤紫色。
小さ過ぎて上手く撮れない。

これはまだ子供の株で4枚の葉の中央に蕾がちょこんと。

2017.5.2(以下同)
咲きながら成長するので、花の集合が上へと伸びていく。
草の名は トウバナ(塔花)。
名前は高くなっていく花の姿から。

唇型の花で萼も同じような形なのが面白い。

真上から。


最初はこんな地を這った姿でその後茂ってゆくそうだ。
--シソ科 トウバナ属-- 分布:本州以南
HK
空地道草 ムベ - 2017.04.17 Mon
今ここに文章を書こうとしたその時、ふと疑問が頭をよぎった。
ムベ、アケビなどは草なのか? 木のような気がするぞ。
・・・ということで調べてみたら木だったー。つる性樹木、だそう。
いやはや草花の図鑑を探しても出ていないはずだ。

2017.4.8
ムベ(郁子)の花。
花もきれいだが、つぼみの形が好きだなぁ。


花びらに見えるのは萼で、花びらは無い。
雌雄同株で、1本の木に雌花と雄花の両方が付く。
これが雌花。3本のメジベが見える。

こちらが雄花。6本のオシベがぴったりとくっ付いているそうだ。

下の写真を見ると、葉の付根から花茎が出ているのが判る。(丸印のところ)
上の茎の先には雌花が先き、右下のほうは雄花が咲いている。

新しく伸びて来た蔓。
まだ赤ん坊の葉が幽霊みたいでかわいらしい。

アケビのような実が生るが、アケビと違って割れないそうだ。
毎年ここのムベを見ているけれど残念ながら実は見たことが無い。
一年を通してここ通っているのになぜだろう?
--アケビ科-- 別名トキワアケビ 分布:関東以西〜九州
HK
ムベ、アケビなどは草なのか? 木のような気がするぞ。
・・・ということで調べてみたら木だったー。つる性樹木、だそう。
いやはや草花の図鑑を探しても出ていないはずだ。

2017.4.8
ムベ(郁子)の花。
花もきれいだが、つぼみの形が好きだなぁ。


花びらに見えるのは萼で、花びらは無い。
雌雄同株で、1本の木に雌花と雄花の両方が付く。
これが雌花。3本のメジベが見える。

こちらが雄花。6本のオシベがぴったりとくっ付いているそうだ。

下の写真を見ると、葉の付根から花茎が出ているのが判る。(丸印のところ)
上の茎の先には雌花が先き、右下のほうは雄花が咲いている。

新しく伸びて来た蔓。
まだ赤ん坊の葉が幽霊みたいでかわいらしい。

アケビのような実が生るが、アケビと違って割れないそうだ。
毎年ここのムベを見ているけれど残念ながら実は見たことが無い。
一年を通してここ通っているのになぜだろう?
--アケビ科-- 別名トキワアケビ 分布:関東以西〜九州
HK
地味にきれいな、樹木の花三種 - 2017.04.12 Wed
春と言えば芽吹きの季節。
葉の芽も花の芽も次々に顔を出す。
梅や桜、雪柳、山吹・・・。
美しく目立つ花とは趣きを異にする花を、公園で拾ってみた。
まずはこんなの。毛虫じゃないよ。

2017.3.19
イヌコリヤナギ(犬行李柳)。
おおざっぱにネコヤナギと呼ばれることもある。
(銀色に光る美しいつぼみ。その後の咲いた状態がこの写真)
最近はあまり見かけないが「柳行李」という衣服などを仕舞う籠がある。
それを編む材料がコリヤナギの枝であり、
似て非なる編まれない(役に立たない)のがこのイヌコリヤナギだそう。
(役に立たない=イヌ、という命名法にはいつもプンプン!)

ネコの尻尾に例えられる蕾は見られなかったが
この花(花序)もとても美しい。
雌雄異株(雌花咲く木と雄花の咲く木が別)で、
図鑑で見た写真によるとこれは雌花(雌株)のような気がするけど、自信は無い。

2つ目は アオキ(青木)。

2017.4.2
まだ蕾が多かったが、4枚の花びらと4本のオシベが可愛らしい。
色もすてき。
この木も雌雄異株で、これは雄花(雄株)だ。

公園の中でアオキがあれば近寄って見ているが、
未だに雌花を見たことが無い。
アオキのあのツヤのある真っ赤な実は、そこら中で見ている気がするんだけどな。

3つ目。これは調べてもどうしても分らなかった。
ご存知の方がいたら、教えていただけるとうれしいです。
木自体はあまり特徴がないのだけれど、花がとても素敵。

2017.4.2
蕾の色と花の色がすてきなバランス。

よく見ると花の造りがアオキによく似ている。

まだまだ他にも地味で綺麗な花はあるけど、
あっというまにその咲き終わっていてああ、残念。また来年。
そんなのがいっぱい。
イヌコリヤナギ --ヤナギ科--
SI
アオキ --ミズキ科--
HK
不明 --不明--
HK
葉の芽も花の芽も次々に顔を出す。
梅や桜、雪柳、山吹・・・。
美しく目立つ花とは趣きを異にする花を、公園で拾ってみた。
まずはこんなの。毛虫じゃないよ。

2017.3.19
イヌコリヤナギ(犬行李柳)。
おおざっぱにネコヤナギと呼ばれることもある。
(銀色に光る美しいつぼみ。その後の咲いた状態がこの写真)
最近はあまり見かけないが「柳行李」という衣服などを仕舞う籠がある。
それを編む材料がコリヤナギの枝であり、
似て非なる編まれない(役に立たない)のがこのイヌコリヤナギだそう。
(役に立たない=イヌ、という命名法にはいつもプンプン!)

ネコの尻尾に例えられる蕾は見られなかったが
この花(花序)もとても美しい。
雌雄異株(雌花咲く木と雄花の咲く木が別)で、
図鑑で見た写真によるとこれは雌花(雌株)のような気がするけど、自信は無い。

2つ目は アオキ(青木)。

2017.4.2
まだ蕾が多かったが、4枚の花びらと4本のオシベが可愛らしい。
色もすてき。
この木も雌雄異株で、これは雄花(雄株)だ。

公園の中でアオキがあれば近寄って見ているが、
未だに雌花を見たことが無い。
アオキのあのツヤのある真っ赤な実は、そこら中で見ている気がするんだけどな。

3つ目。これは調べてもどうしても分らなかった。
ご存知の方がいたら、教えていただけるとうれしいです。
木自体はあまり特徴がないのだけれど、花がとても素敵。

2017.4.2
蕾の色と花の色がすてきなバランス。

よく見ると花の造りがアオキによく似ている。

まだまだ他にも地味で綺麗な花はあるけど、
あっというまにその咲き終わっていてああ、残念。また来年。
そんなのがいっぱい。
イヌコリヤナギ --ヤナギ科--
SI
アオキ --ミズキ科--
HK
不明 --不明--
HK
空地道草 スズメノエンドウ - 2017.04.06 Thu
烏じゃないよ、雀だよー♪
草や虫、動植物の名前って面白い。

2017.4.4
小さな小さな豆の花。
ひとつ5mmくらいかな。

その名も スズメノエンドウ(雀野豌豆)。
工事中の広い敷地の草むらに、様々な草と混じって生えていた。
かの有名なカラスノエンドウに似ていて、ずっと小さいので「スズメ」。



↓ ほら、こんなに違う。
手前のピンク色の蕾と葉がカラスノエンドウ。
うまいことにスズメの中にカラスが一匹混じっていたよ。

冒頭に「名前は面白い」と書いたのには訳がある。
スズメノエンドウより大きく、カラスノエンドウより小さい似た草があるそうだ。
その名も「カスマグサ」!!!
分りやす過ぎ、面白過ぎ、う・う・うま過ぎ!
まだ見たことは無いんだけど、花はスズメノエンドウより少し大きくて
花びらにピンク色のすじ模様があり、めくれ上がっているらしい。
花数は1本の柄に1〜3個と少ない。
--マメ科 ソラマメ属-- 分布:本州〜沖縄
H2SUI
草や虫、動植物の名前って面白い。

2017.4.4
小さな小さな豆の花。
ひとつ5mmくらいかな。

その名も スズメノエンドウ(雀野豌豆)。
工事中の広い敷地の草むらに、様々な草と混じって生えていた。
かの有名なカラスノエンドウに似ていて、ずっと小さいので「スズメ」。



↓ ほら、こんなに違う。
手前のピンク色の蕾と葉がカラスノエンドウ。
うまいことにスズメの中にカラスが一匹混じっていたよ。

冒頭に「名前は面白い」と書いたのには訳がある。
スズメノエンドウより大きく、カラスノエンドウより小さい似た草があるそうだ。
その名も「カスマグサ」!!!
分りやす過ぎ、面白過ぎ、う・う・うま過ぎ!
まだ見たことは無いんだけど、花はスズメノエンドウより少し大きくて
花びらにピンク色のすじ模様があり、めくれ上がっているらしい。
花数は1本の柄に1〜3個と少ない。
--マメ科 ソラマメ属-- 分布:本州〜沖縄
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空地道草 クサイチゴ 2017 - 2017.04.03 Mon
空地道草 ドウダンツツジの種? - 2017.03.17 Fri
冬の間にさっぱりと刈り込まれたドウダンツツジ。
遠くからはいつもの年と同じように、つんつんとした新芽が見えた。
近付いてみて初めて気付いた。これはなんだろう?

2017.3.4
まるで花のような形の、でも枯れたような?
ドウダンツツジの花は子供の頃から馴染み深い、スズランのような形だから
果実だとしてもちょっと違和感がある。

中心から延びた棒の先にふくらみが残っているものもある。
種子か、もしくは種子が落ちた跡だろうか?

そこでこんなの発見。
開いた硬い花びら型のひとつに、とんがり帽子のようなものが付いている。
位置的に、中央の膨らみから剥がれて開いたように見えない?
だとしたら央の膨らみは種子で、これから落ちるのかなあ。
私の調べられる範囲では分からなかったから
今年一年はドウダンツツジを注意して見てみようと思う。

新芽は相変わらず好きな姿だった。
--ツツジ科--
遠くからはいつもの年と同じように、つんつんとした新芽が見えた。
近付いてみて初めて気付いた。これはなんだろう?

2017.3.4
まるで花のような形の、でも枯れたような?
ドウダンツツジの花は子供の頃から馴染み深い、スズランのような形だから
果実だとしてもちょっと違和感がある。

中心から延びた棒の先にふくらみが残っているものもある。
種子か、もしくは種子が落ちた跡だろうか?

そこでこんなの発見。
開いた硬い花びら型のひとつに、とんがり帽子のようなものが付いている。
位置的に、中央の膨らみから剥がれて開いたように見えない?
だとしたら央の膨らみは種子で、これから落ちるのかなあ。
私の調べられる範囲では分からなかったから
今年一年はドウダンツツジを注意して見てみようと思う。

新芽は相変わらず好きな姿だった。
--ツツジ科--
空地道草 スイセン - 2017.02.05 Sun
いやはや、広告出ちゃいました...。ポリポリ...。
畑の敷地内の壁沿いにたくさん咲いているスイセン。
(これともう一枚、畑での写真は1月2日のもの)

園主さんが切って持って行っていいよー、ということで数日前にいただいてきた。
家に飾って香りを楽しんで2、3日後、ふとオシベが気になってカメラで接写してみた。

図鑑で調べてみるとオシベは6本あって、3本は奥に隠れているそうだ。
接写してみて初めて判った。見えるでしょ?

畑にはスイセンが2種類咲いていて、もう一種類はこんな花。


やはりオシベは手前に3本、奥に3本。

スイセンの周りの6枚は、3枚が花びらで3枚がガク。
お椀のように突き出た部分は花びらで副花冠というそうだ。

1〜3枚の写真、副花冠が黄色いのは、
ニホンズイセン(日本水仙)とも呼ばれる。
スイセンはるか昔に、地中海沿岸から中国経由で日本に入ってきたそうで、
2種類目、ちょっと控えめな感じの副花冠の色が薄い花の方は、原種に近い種類みたい。
園芸品種がたくさんある。
この際なので、今までに何気なく写していたスイセンをいくつか引っぱり出してきた。

2013.2.2(3枚)
ここまでは1本の茎から房状に何本か花が咲くタイプ。 ↑
この後は1本の茎の先に花がひとつ咲くタイプ。 ↓



2011.3.14

2011.3.28
--単子葉類 ヒガンバナ科 スイセン属--
畑の敷地内の壁沿いにたくさん咲いているスイセン。
(これともう一枚、畑での写真は1月2日のもの)

園主さんが切って持って行っていいよー、ということで数日前にいただいてきた。
家に飾って香りを楽しんで2、3日後、ふとオシベが気になってカメラで接写してみた。

図鑑で調べてみるとオシベは6本あって、3本は奥に隠れているそうだ。
接写してみて初めて判った。見えるでしょ?

畑にはスイセンが2種類咲いていて、もう一種類はこんな花。


やはりオシベは手前に3本、奥に3本。

スイセンの周りの6枚は、3枚が花びらで3枚がガク。
お椀のように突き出た部分は花びらで副花冠というそうだ。

1〜3枚の写真、副花冠が黄色いのは、
ニホンズイセン(日本水仙)とも呼ばれる。
スイセンはるか昔に、地中海沿岸から中国経由で日本に入ってきたそうで、
2種類目、ちょっと控えめな感じの副花冠の色が薄い花の方は、原種に近い種類みたい。
園芸品種がたくさんある。
この際なので、今までに何気なく写していたスイセンをいくつか引っぱり出してきた。

2013.2.2(3枚)
ここまでは1本の茎から房状に何本か花が咲くタイプ。 ↑
この後は1本の茎の先に花がひとつ咲くタイプ。 ↓



2011.3.14

2011.3.28
--単子葉類 ヒガンバナ科 スイセン属--
空地道草 ちょっと番外編 - 2016.06.13 Mon
空地道草 ハルジオンとヒメジョオン 2 - 2016.05.08 Sun
季節の移り変わりが早い、速い!
ついこの前までハルジオン(春紫苑)が咲いていたよねぇ。
優しげな姿に、ああ春だなって感じた。

2016.4.16(2枚)

気が付いたらそこらじゅうヒメジョオン(姫女苑)だらけ。

2016.5.7(3枚)


まあ、どっちが咲いていたって可愛らしくて大好きだけど、
違いを知ってから(過去記事)気になって仕方がないわたし。
しかも一応ヒメジョオンは、図鑑では夏の花。

2016.5.8(撮影:Z)
こんなに群れちゃって、まだ5月の初旬ですよー。
どちらも、
--キク科 ムカシヨモギ属--
ついこの前までハルジオン(春紫苑)が咲いていたよねぇ。
優しげな姿に、ああ春だなって感じた。

2016.4.16(2枚)

気が付いたらそこらじゅうヒメジョオン(姫女苑)だらけ。

2016.5.7(3枚)


まあ、どっちが咲いていたって可愛らしくて大好きだけど、
違いを知ってから(過去記事)気になって仕方がないわたし。
しかも一応ヒメジョオンは、図鑑では夏の花。

2016.5.8(撮影:Z)
こんなに群れちゃって、まだ5月の初旬ですよー。
どちらも、
--キク科 ムカシヨモギ属--