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2023-09

陽当たりに、おかしなハエ - 2016.11.22 Tue

この季節、午後3時過ぎれば西日の時間。

一日の終わりの日向ぼっこをする妙なハエを発見。


N7833.jpg
 2016.11.13



枯葉と見分けがつかないような色で見辛いですが。



N7835.jpg



よく見ると全身のそこここの色や形がメチャ面白い。



     N7834.jpg



つい数日前に、昆虫写真のブログで見たばかりのハエだ。


ミスジミバエ(三条果実蠅)。

7〜8mm位のミバエの仲間だ。
腐った果実などを食べる。



     N7836.jpg



腰のくびれの上にあるボタンみたいなのが特に不思議だ。
どんな役割があるのだろうか・・・。





--ハエ目 ミバエ科--  分布:本州以南
ABH



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久しぶりに妙な虫に出合う - 2016.05.31 Tue

木漏れ日の射す草むら。
ふと目に留まったのがこんな虫。ハチかな?

ハチにしては凄みが今イチな気がする。


N6480-1.jpg
 2016.5.29



近付いてみて分かった、ハエの仲間だ。


N6483.jpg


翅が左右1枚ずつで、
翅の付け根の少し尻寄りに、平均棍(へいきんこん)がはっきり見える。
白っぽい滴型の薄いのがそれ。

正体は ムネグロメバエ(胸黒眼蝿)。
体長は20ミリ弱の寄生性のハエ。



N6487.jpg


ハチの仲間は左右2枚ずつの翅があるが、
ハエやアブでは後ろの翅が無くその代わりに平均棍がある。
図鑑などによると、飛んでいる時これで体のバランスをとるそうだ。
平均棍を取りさると飛べなくなるという実験結果も出ていた。



N6489.jpg


足の先にある2枚の平たい板状のものもいかにも「ハエ」という感じ。
これは裏面が滑り止めの役を果たしているそうだ。



     N6492.jpg


それにしてもこの姿は擬態というやつか。

ちょっと見、アシナガバチのようで近寄りがたい。



N6496 (1)



でもね、何となくほんのちょっとね、間が抜けて見えた。

近寄っても平気なように見えたんだよ。








--ハエ目 メバエ科--  分布:本州以南
YB


なかなか良い感じの、ハエ - 2016.01.06 Wed

この冬は今のところ暖冬のようで、野菜につく虫がいつまでも元気だ。
様々な虫の卵やイモ虫、アブラムシが特に多い。


春菊を摘んでいたらこんなハエがいた。

N5509.jpg
 2015.12.20

5mmにも満たない小さなハえだが、妙に目をひく。
頭と胸部はいかにもハエという感じだが
長めの翅は外側が黒みを帯びてとてもきれいだ。


     N5514.jpg


調べてみるとちょっと笑える名だった。

ヘリグロハナレメイエバエ

漢字にすると 縁黒離れ目家蝿、というところか。
イネ科の植物に来るハエらしいが春菊にいた。
冬だからかな。


N5511.jpg


ハエ類は一般に、オスは左右の複眼が接していてメスは離れている。
でも名に「ハナレメ」と付いているこのハエはどうなんだろう?





--ハエ目 イエバエ科 ハナレメイエバエ亜科--  分布:本州以南
TN


水滴だらけ、今朝のハエ  - 2014.11.13 Thu

夜中に雨がパラついたのか、
朝6時半頃、窓から見える隣家の屋根は乾いていたのに
外に出ると道路は少し湿っていた。

そのせいか今朝の畑は朝露がみごとだった。




ふと人参の葉に目をやると、ハエが2匹いた。
葉っぱごと露まみれだ。


  N9889.jpg



昆虫は気温が低いと動けないから
ここに止まったまま夜を過ごしたんだろうなあ。



     N9892.jpg



気の毒なんだけど、なんか可笑しいやらキラキラが美しいやらで
しばらくみとれてしまった。


そうこうするうち秋晴れの空、太陽がすべてを暖め始め
ハエたちも動き出す。


N9887.jpg


まずは脚の手入れだ。


全身ずぶ濡れでよく判らないが、
1枚目のハエと後の2枚は別の種類だと思う。





寒いとハエも大人しいので...。 - 2014.11.08 Sat

空が重く曇っていた今朝の畑。
野菜に止まっているハエも、
体を暖めてくれる陽差しがないのでじっと動かない。
どこにでもいるセンチニクバエだ。


   N9864.jpg
    2014.11.8(以下同じ)

おかげでうんと近付いて、接写がきれいに撮れた。
こんなふうに細部までくっきりと撮れると、
無性にみんなに見せたくなる。
で、部分をトリミングして拡大して、載せちゃう。






N9882b.jpg

左右の複眼の間、まるで皮革を縫い合わせたよう。
こんなふうに両眼の間が広いのはメス。
すごく面白い。

複眼の裏側にまつ毛みたいな毛が、びっしりと生えているんだねぇ。





N9882.jpg

腹部の毛の規則的な生え方が面白い。
翅の脈もきれい。



   N9876.jpg


後ろ脚の先。
平たい白っぽい部分は、滑り止めの役目をしているらしい。


こうなると、オスの顔のアップも見てみたい。





--ハエ目 ニクバエ科--  分布:全国
TN

小さな可愛らしいハエ - 2014.11.06 Thu

今日のハエの写真は、全て自宅のベランダで撮ったもの。
特にめずらしい種類ではないのに、他所で見たことが無い。

ほんの5mmほどの小さなハエだから、外では見逃しているのかな。



見つけたのは古い物干竿の上。

07965.jpg
 2012.4.26(2枚)

そのあと少し飛んで、手すりの上で水滴から水分補給。

07964.jpg




別の日、朝陽を浴びて。

N4446.jpg
 2014.5.17(2枚)

ハエの顔を正面から見ると本当におもしろい。

N4450.jpg


ここまで4枚は左右の複眼の間が広いからメスだ。


下の1枚はオス。
両眼の間がほとんど接しているでしょ?
たいていのハエ・アブは、これでメスとオスの区別ができるようだ。

ただし、「離れているか接しているか」でなく
離れ具合が「広いか狭いか」、なんて微妙な種類もいる。



     N6121.jpg
      2014.7.2



今日のハエは比較的特徴がはっきりしていて、見分けやすい。

クロオビハナバエ(黒帯花蠅)。

幼・成虫ともに、動物の糞を食べる。(何故に花蝿?)

白っぽい地に黒い帯がなかなか良いよね!






--ハエ目 ハナバエ科--  分布:全国
H2


ハエの脚が長いとどうなるの? - 2014.08.08 Fri

金属のように光るキンバエというハエがいるが、
ピカピカさは似てはいても、全然スタイルが違ーう!


N6712.jpg
 2014.7.21(2枚)

遠目からでもピッカピカに目立つ、小型のハエ。

近付いてみると・・・。

N6715.jpg


アシナガキンバエ という。

頭から翅先までで6mmくらい。
わりとよく見かけるハエだ。

ただし、「アシナガキンバエ」の名は一般的な呼称で、
実際のアシナガキンバエは別にいて(日本にはいないとか)、
正しくは何バエなのか、私にはよく分らなかった。


どちらにしても、アシナガであることは一目瞭然、間違いないよね!


     N6600.jpg
      2014.7.19

上は、別の日の写真をうんと拡大したもので、何か虫をくわえている。
このハエは、自分より小さい虫を食べるそうだ。





--ハエ目 アシナガバエ科--


美しい模様の翅、ハエ - 2014.04.26 Sat

朝早く草むらでヘビイチゴを見ていたら、黒い2つの点々が目に入った。


N3171.jpg
 2014.4.26(2枚とも)

近くに寄って良く見てみたら...。


N3172.jpg


なんと模様の美しいハエ。

調べたら、ツマホシケブカミバエ(実蝿)

という、体長5mmほどの小さなハエだった。

面白いことに、このバエは踊る。
YouTubeにも「ツマホシケブカミバエのダンス」というのが
いくつもアップされていた。
左右の翅を交互に上から横へと回転させるように動かす。

ある昆虫関連のブログに書かれていたのは、
近付いて来たアリに向かってこの動作をしたら、アリが退散したそうだ。
黒い模様だけが目立ち、それが動く生き物に見えるのではないかとの推測が。

見てみたいなあ。




--ハエ目 ミバエ科--


ハエの影 - 2014.03.29 Sat




N1997.jpg



あっ、



N2007.jpg



ハエの影にハエが止まってる。







春を満喫、花とアブ - 2014.03.22 Sat

朝の公園をブラブラ。

アブは日向で食事中。



N1945.jpg
 2014.3.21(以下同じ)

ほとんど逆立ち。
蜜を吸うのに夢中で、カメラを近づけてもまったく動じない。


     N1950.jpg

     N1952.jpg

風がびゅんと吹いた瞬間に翅をたたむも、食事は続行。


N1954.jpg



N1971.jpg

口をぐーんと伸ばして花の奥の蜜を吸う。
体の割にずいぶん太いなー。

・・・なんて、ちょっと近寄り過ぎだった。



N1978.jpg


ついっと飛んでいってしまった。


以前にも載せたヒメヒラタアブの仲間だと思う。
体長は10mm弱くらい。花はオオイヌノフグリ
前のはメスでこれはオス、左右の複眼が接しているからね。





--ハエ目 ハナアブ科--


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Author:Yaruqi
Zubolaの奥、Yaruqi です。
カメラで
昆虫採集、植物採集しています。
東京都市部の住宅地で
どれだけ採集できるかな?

なお、動植物の同定は
正確ではありません。

過去記事も是非!

( 訪問の足跡は『Zubolaですが。』
になるかもしれません ) 

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