カタツムリの殻はどっち巻き? - 2015.04.14 Tue
私の住んでいる自然がごくわずかしかない地域でも
雨が降った後に割とよく見られる種類のカタツムリ。
こんな感じのね。

2011.6.17(4枚)
裏側はこんなふう。

殻の正面から見る。
これは右巻き? 左巻き?

正解は左巻き。
カタツムリでは、殻の中央からぐるぐる左回りに大きくなるのを
「左巻き」という。

実はカタツムリには右巻きのほうが多いそうだ。
その少ない方とは知らなかったこれは、殻の大きさが40mmくらい。
ヒダリマキマイマイという。
子供の頃から見慣れていたカタツムリはこれとそっくりだが、
ミスジマイマイ(三条蝸牛) という種類だったのだ。
↓ この生まれて間もないオチビも左巻き。

2012.5.4
ここ数年の間に写真に撮ったカタツムリは、ほとんど左巻きだ。
不思議なことにそれはほぼ同じ場所で撮ったもの。
では右巻きは撮っていないかと写真を探してみたら、ちゃんといた!
これも生まれたばかりのようだ。(定規の目盛りに注目!)

2011.6.19(2枚)
上のカタツムリと比べてみて。
中心から外側へと右回りに巻いているでしょう?

今まで気にもしないでいたが、これからは右か左か見なくちゃ。
どちらも草、野菜、コケなどを食べる。
通称「かたつむり」「でんでんむし」と呼ぶのはミスジマイマイ。
--軟体動物門 マイマイ目 オナジマイマイ科--
分布:ミスジは関東以北の本州、ヒダリは関東、中部
H2
雨が降った後に割とよく見られる種類のカタツムリ。
こんな感じのね。

2011.6.17(4枚)
裏側はこんなふう。

殻の正面から見る。
これは右巻き? 左巻き?

正解は左巻き。
カタツムリでは、殻の中央からぐるぐる左回りに大きくなるのを
「左巻き」という。

実はカタツムリには右巻きのほうが多いそうだ。
その少ない方とは知らなかったこれは、殻の大きさが40mmくらい。
ヒダリマキマイマイという。
子供の頃から見慣れていたカタツムリはこれとそっくりだが、
ミスジマイマイ(三条蝸牛) という種類だったのだ。
↓ この生まれて間もないオチビも左巻き。

2012.5.4
ここ数年の間に写真に撮ったカタツムリは、ほとんど左巻きだ。
不思議なことにそれはほぼ同じ場所で撮ったもの。
では右巻きは撮っていないかと写真を探してみたら、ちゃんといた!
これも生まれたばかりのようだ。(定規の目盛りに注目!)

2011.6.19(2枚)
上のカタツムリと比べてみて。
中心から外側へと右回りに巻いているでしょう?

今まで気にもしないでいたが、これからは右か左か見なくちゃ。
どちらも草、野菜、コケなどを食べる。
通称「かたつむり」「でんでんむし」と呼ぶのはミスジマイマイ。
--軟体動物門 マイマイ目 オナジマイマイ科--
分布:ミスジは関東以北の本州、ヒダリは関東、中部
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トカゲの冬はヒトより早いか - 2014.10.07 Tue
トカゲに最接近! - 2014.05.03 Sat
きのう畑で、荷物を置いていたブロックに近付くと...。
トカゲが急いで陰に走り込みその後、少し頭を出して止まった。
警戒しているのかじっと動かない。

そーっと注意深く近付いて、さらに近付いて
カメラをうんと近付けて・・・動かないで! 行かないで!
やった、撮ったよー、ほらっ!
なんてきれいな、ひ・と・み・!

その後もゆっくり動いていたからたくさん写真が撮れた。


最後はあっという間に消えたけど。

どこもかしこも素晴らしいけれど、本日の萌えポイントは...。

爪。それから、

肘!
ああ、楽しかったー。
ニホントカゲ
--爬虫綱 有隣目 トカゲ科 トカゲ目--
トカゲが急いで陰に走り込みその後、少し頭を出して止まった。
警戒しているのかじっと動かない。

そーっと注意深く近付いて、さらに近付いて
カメラをうんと近付けて・・・動かないで! 行かないで!
やった、撮ったよー、ほらっ!
なんてきれいな、ひ・と・み・!

その後もゆっくり動いていたからたくさん写真が撮れた。


最後はあっという間に消えたけど。

どこもかしこも素晴らしいけれど、本日の萌えポイントは...。

爪。それから、

肘!
ああ、楽しかったー。
ニホントカゲ
--爬虫綱 有隣目 トカゲ科 トカゲ目--
ヤモリを撮るチャンス! - 2014.04.20 Sun
ベランダの隅に立てかけてあったものをどかしたら。
するするっと何かが...。
ヤモリだ。

よく見る間もなく、すぐ横の植木鉢の下に素早く逃げ込んだ。

窓や壁に張り付いているんじゃない、歩いているヤモリ。
絶好のチャンスなので植木鉢をそうっと退かしてみた。

出てくるとほんの少しの間止まるというか、固まっている。
そこでパチリ。
物陰にいたせいか体色が黒っぽい。

また潜る、鉢をどかす、潜る・・・を数回繰り返して
写真を撮らせてもらった。

張り付いている姿は、足先がぷっくり丸くて可愛らしいけれど、
今日の姿はちょっと強面で貫禄たっぷり。

肌寒いベランダで走らせてしまい申し訳ない。
ゆっくり休んでください。
ヤモリ(ニホンヤモリ=日本守宮) 分布:秋田以南九州まで
--爬虫綱 有鱗目 ヤモリ科--
するするっと何かが...。
ヤモリだ。

よく見る間もなく、すぐ横の植木鉢の下に素早く逃げ込んだ。

窓や壁に張り付いているんじゃない、歩いているヤモリ。
絶好のチャンスなので植木鉢をそうっと退かしてみた。

出てくるとほんの少しの間止まるというか、固まっている。
そこでパチリ。
物陰にいたせいか体色が黒っぽい。

また潜る、鉢をどかす、潜る・・・を数回繰り返して
写真を撮らせてもらった。

張り付いている姿は、足先がぷっくり丸くて可愛らしいけれど、
今日の姿はちょっと強面で貫禄たっぷり。

肌寒いベランダで走らせてしまい申し訳ない。
ゆっくり休んでください。
ヤモリ(ニホンヤモリ=日本守宮) 分布:秋田以南九州まで
--爬虫綱 有鱗目 ヤモリ科--
ネズミは寒さも何のその! - 2014.02.15 Sat
ナメクジの卵だ! - 2014.01.26 Sun
畑へ、今年最後の白菜を穫りに行った。
黒いビニールマルチで覆われた白菜の根元は、
暖かくて湿り気も十分。
白菜をどけると、ダンゴムシがたくさん丸まって冬眠中。
ナメクジも数匹、こちらは動いていた。
ナメクジはやわらかい葉が大好きだから、食住揃っていたわけだ。
他になにかいないかなーと小枝で掘ったりしていたら...。
出てきた。
ナメクジの卵が。1粒2mmくらいか。



乾燥と暑さが大嫌いだから、秋頃から産卵するらしい。
せっかくなのでナメクジについて少し調べてみた。
生物の分類としては陸に住む巻貝の仲間で、貝殻が退化したもの。
(カタツムリは近いが少し違う系統らしい。)
雌雄同体で別の個体同士で生殖を行い、どの個体も卵を産む。
体表は乾燥に弱いので、体の前部(名称は忘れた)から粘液を出して
その上を這って移動する。
ちなみに他の動物に比べて研究者が少ない、という記述があった。
分るような分らないような・・・?
黒いビニールマルチで覆われた白菜の根元は、
暖かくて湿り気も十分。
白菜をどけると、ダンゴムシがたくさん丸まって冬眠中。
ナメクジも数匹、こちらは動いていた。
ナメクジはやわらかい葉が大好きだから、食住揃っていたわけだ。
他になにかいないかなーと小枝で掘ったりしていたら...。
出てきた。
ナメクジの卵が。1粒2mmくらいか。



乾燥と暑さが大嫌いだから、秋頃から産卵するらしい。
せっかくなのでナメクジについて少し調べてみた。
生物の分類としては陸に住む巻貝の仲間で、貝殻が退化したもの。
(カタツムリは近いが少し違う系統らしい。)
雌雄同体で別の個体同士で生殖を行い、どの個体も卵を産む。
体表は乾燥に弱いので、体の前部(名称は忘れた)から粘液を出して
その上を這って移動する。
ちなみに他の動物に比べて研究者が少ない、という記述があった。
分るような分らないような・・・?
春の祝い カエルの卵 130317 - 2013.03.17 Sun
いつも昆虫や植物の写真を撮らせていただいている
クレマチスさんからの電話。
「池にカエルの卵があったわよ。」
「今すぐ行きます!」ととんで行った。
ついでに始末も頼まれる。
バケツにすくってドブに流すんですが・・・。
私としてはそのままにしておきたいがそうもいかない。
まあ、ちぎれて池の底にいくらか落ちたから
それが孵るのを待つとしましょう。
このヒモ状の卵塊はヒキガエルの仲間、
たぶんニホンヒキガエルだ。

池の水はまだまだ冷たかったが
道具を使うとかえって取りにくいので素手で。
子どもの頃以来の作業だ。

そうは無い機会だから写真はちゃんと撮らないと。

カエルの卵だということを、一時忘れてみてください。
とぅるんとぅるんの中に浮かんでいるこの感じ。
何とも不可思議な感覚。
毎年の、カエルの産卵という出来事が
春が来たうれしさの頂点のように、感じられる。 -Y-
※ニホンヒキガエルはこれ(同じに庭で昨年撮影)

--脊椎動物門 両棲綱 無尾目 ヒキガエル科--
クレマチスさんからの電話。
「池にカエルの卵があったわよ。」
「今すぐ行きます!」ととんで行った。
ついでに始末も頼まれる。
バケツにすくってドブに流すんですが・・・。
私としてはそのままにしておきたいがそうもいかない。
まあ、ちぎれて池の底にいくらか落ちたから
それが孵るのを待つとしましょう。
このヒモ状の卵塊はヒキガエルの仲間、
たぶんニホンヒキガエルだ。

池の水はまだまだ冷たかったが
道具を使うとかえって取りにくいので素手で。
子どもの頃以来の作業だ。

そうは無い機会だから写真はちゃんと撮らないと。

カエルの卵だということを、一時忘れてみてください。
とぅるんとぅるんの中に浮かんでいるこの感じ。
何とも不可思議な感覚。
毎年の、カエルの産卵という出来事が
春が来たうれしさの頂点のように、感じられる。 -Y-
※ニホンヒキガエルはこれ(同じに庭で昨年撮影)

--脊椎動物門 両棲綱 無尾目 ヒキガエル科--
ダンゴムシには模様がある!? 130222,120426 - 2013.02.25 Mon
22日の「黄色いムカデ」の近くにいた、
丸まって越冬中のダンゴムシ。

埃っぽくて汚れていると思ったのだが、よーく見ると模様のようだ。
中央の個体を拡大してみると、
一見グチャグチャだが左右対称の、不思議な模様がある。

これは初めて見るダンゴムシだ!
調べてみると、一般的に「ダンゴムシ」と呼ばれている
「オカダンゴムシ」に、実は模様があったのだ。
それならと、昨年の5月『Zubolaですが。』にアップした団子虫
の写真をチェックしてみた。
これがその時のダンゴムシ。

PC上で明るくしてみたら・・うっすら模様が見えた!

オスは灰褐色の個体とまばらな模様のある個体があり、
メスは体色自体がやや薄く、(濃淡の違いはあるが)模様があるそうだ。
日本には元々かなり小型の「コシビロダンゴムシ」がいるが、乾燥に弱い。
乾燥に強い外来種の「オカダンゴムシ」が人家周辺に増え、
「コシビロダンゴムシ」は森の中など多湿な地域に押しやられたそうだ。
ちなみに両種の見分け方の一つに、お尻の中央部分の形がある。
これは最初の写真の右から2番目の個体のお尻(中央左側)。

こちらは昨年の団子虫のお尻。

どちらも中央部が富士山のような三角形(分りにくいが)で、
これはオカダンゴムシ。
コシビロダンゴムシはこの部分が鼓のような凹んだ形。
そうはいっても偶然出会ったダンゴムシのお尻を
チェックするのは大変だ・・・。 -Y-
--ワラジムシ目 オカダンゴムシ科--
丸まって越冬中のダンゴムシ。

埃っぽくて汚れていると思ったのだが、よーく見ると模様のようだ。
中央の個体を拡大してみると、
一見グチャグチャだが左右対称の、不思議な模様がある。

これは初めて見るダンゴムシだ!
調べてみると、一般的に「ダンゴムシ」と呼ばれている
「オカダンゴムシ」に、実は模様があったのだ。
それならと、昨年の5月『Zubolaですが。』にアップした団子虫
の写真をチェックしてみた。
これがその時のダンゴムシ。

PC上で明るくしてみたら・・うっすら模様が見えた!

オスは灰褐色の個体とまばらな模様のある個体があり、
メスは体色自体がやや薄く、(濃淡の違いはあるが)模様があるそうだ。
日本には元々かなり小型の「コシビロダンゴムシ」がいるが、乾燥に弱い。
乾燥に強い外来種の「オカダンゴムシ」が人家周辺に増え、
「コシビロダンゴムシ」は森の中など多湿な地域に押しやられたそうだ。
ちなみに両種の見分け方の一つに、お尻の中央部分の形がある。
これは最初の写真の右から2番目の個体のお尻(中央左側)。

こちらは昨年の団子虫のお尻。

どちらも中央部が富士山のような三角形(分りにくいが)で、
これはオカダンゴムシ。
コシビロダンゴムシはこの部分が鼓のような凹んだ形。
そうはいっても偶然出会ったダンゴムシのお尻を
チェックするのは大変だ・・・。 -Y-
--ワラジムシ目 オカダンゴムシ科--
黄色いムカデだぞ〜! 130222 - 2013.02.22 Fri
午前中、畑の道具小屋の整理をお手伝いした時。
小屋は直接地面の上に鉄パイプを組み立てたビニールハウスなので、
中はとても暖かい。
置いてあった肥料の袋をどかしてみると、
越冬中のハサミムシとダンゴムシがたくさんと・・・
こんなのがいた。


長さ4cmくらい。

曲線美のこやつを調べてみると、
ナガズジムカデの一種。
漢字にすると「長頭地百足」。
その名の通り頭部(赤い部分)が縦に長い。
目は退化していて、
脚の数は31〜177対まで種類によってちがう。
この個体は数えてみたら60対くらい。
なぜ「くらい」かというと、数えるたびに違うんだもん。
驚いたことにツツジ科の植物にも
「ジムカデ/地百足」の名があった。
可憐な白い花で茎と葉の姿がムカデっぽいので
その名があるという。
イメージ違い過ぎである。 -Y-
※ヤスデ、ムカデ、ゲジの違いについてはこちらを。
--節足動物門 ジムカデ目 ナガズジムカデ科--
小屋は直接地面の上に鉄パイプを組み立てたビニールハウスなので、
中はとても暖かい。
置いてあった肥料の袋をどかしてみると、
越冬中のハサミムシとダンゴムシがたくさんと・・・
こんなのがいた。


長さ4cmくらい。

曲線美のこやつを調べてみると、
ナガズジムカデの一種。
漢字にすると「長頭地百足」。
その名の通り頭部(赤い部分)が縦に長い。
目は退化していて、
脚の数は31〜177対まで種類によってちがう。
この個体は数えてみたら60対くらい。
なぜ「くらい」かというと、数えるたびに違うんだもん。
驚いたことにツツジ科の植物にも
「ジムカデ/地百足」の名があった。
可憐な白い花で茎と葉の姿がムカデっぽいので
その名があるという。
イメージ違い過ぎである。 -Y-
※ヤスデ、ムカデ、ゲジの違いについてはこちらを。
--節足動物門 ジムカデ目 ナガズジムカデ科--
へそ天ダンゴムシ 121210 - 2012.12.11 Tue

落ち葉の下には何かいる...。
いたいた。
じたばたと脚を動かしてもがいている。
温まっていたところをごめん! -Y-
オカダンゴムシ。一般に「ダンゴムシ」と呼ばれている。
『Zubolaですが。』の記事『観察日記〈団子虫がんばる〉』も見てね。
--ワラジムシ目 オカダンゴムシ科--