アシナガバチと虫団子 - 2017.08.14 Mon
畑にて。
残り少なくなったミニトマトを収穫しようと何気なく近付いた。
赤く熟したトマトはどこだーとキョロキョロしていたら、
目に入ったものは・・・。
アシナガバチが支柱に止まって、何やら無心にもそもそ動いている。

2017.8.12
程よく離れた距離から観察してみると、口と前脚で何かをこね回している感じ。
もしかするとあれは、噂も高き(?)虫団子ではないか?
ほら、こんなの。 ↓

上と下の写真はPCでトリミング拡大したもの。
アシナガバチやスズメバチは、青虫や芋虫類を狩り、
その場で噛み砕いて団子状に丸めて巣に持ち帰り、幼虫のエサにするそうだ。

図鑑で調べると様々な特徴から セグロアシナガバチ のようだ。
体長20数ミリ程。
国内のアシナガバチの中では最大級の大きさだと書いてあった。
成虫は芋虫などを食べるが花の蜜も吸うそうだ。
畑の敷地内でたまに飛んでいるのを見かけるが
今回は団子を作るのに夢中になっていたおかげで、写真が撮れた。
だからといって、調子に乗って近付き過ぎないように
自分に言い聞かせるわたしである。
--ハチ目 スズメバチ科 アシナガバチ亜科-- 分布:本州以南
TN
残り少なくなったミニトマトを収穫しようと何気なく近付いた。
赤く熟したトマトはどこだーとキョロキョロしていたら、
目に入ったものは・・・。
アシナガバチが支柱に止まって、何やら無心にもそもそ動いている。

2017.8.12
程よく離れた距離から観察してみると、口と前脚で何かをこね回している感じ。
もしかするとあれは、噂も高き(?)虫団子ではないか?
ほら、こんなの。 ↓

上と下の写真はPCでトリミング拡大したもの。
アシナガバチやスズメバチは、青虫や芋虫類を狩り、
その場で噛み砕いて団子状に丸めて巣に持ち帰り、幼虫のエサにするそうだ。

図鑑で調べると様々な特徴から セグロアシナガバチ のようだ。
体長20数ミリ程。
国内のアシナガバチの中では最大級の大きさだと書いてあった。
成虫は芋虫などを食べるが花の蜜も吸うそうだ。
畑の敷地内でたまに飛んでいるのを見かけるが
今回は団子を作るのに夢中になっていたおかげで、写真が撮れた。
だからといって、調子に乗って近付き過ぎないように
自分に言い聞かせるわたしである。
--ハチ目 スズメバチ科 アシナガバチ亜科-- 分布:本州以南
TN
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お土産は素晴らしい、蛾。 - 2017.08.05 Sat
ある日のこと。
カメラ片手に素材探しに出ていたZ氏が、土産を持って帰ってきた。
それはそれは素晴らしい、ガ、の、写真。

2017.7.27
ほら! 凄いすごい!!
上方に2本、左右に2本あるソフトクリームみたいなのは脚。
後ろ脚は隠れている。
脚だけでなく体中毛むくじゃらだ。

調べてみると、オオモクメシャチホコ のようだ。
体長40mmはあったって。
幼虫は木の葉を食べるそうだ。

名前が示すように見事な木目模様。
腹部の背中側にある黒い斑模様もおもしろい。

下から見ると腹部も毛が密生しているのがわかる。

上から見ると。
いったい目はどこにあるんだ?
Zさんよく見つけたね、お手柄お手柄。
虫は苦手なのに、近寄って何枚も写真を撮ってくれてありがとー!
このお礼はいつか必ずっ。
それにしても私も実物を見たいナーー。
--チョウ目 シャチホコガ科-- 分布:ほぼ全国
HK
カメラ片手に素材探しに出ていたZ氏が、土産を持って帰ってきた。
それはそれは素晴らしい、ガ、の、写真。

2017.7.27
ほら! 凄いすごい!!
上方に2本、左右に2本あるソフトクリームみたいなのは脚。
後ろ脚は隠れている。
脚だけでなく体中毛むくじゃらだ。

調べてみると、オオモクメシャチホコ のようだ。
体長40mmはあったって。
幼虫は木の葉を食べるそうだ。

名前が示すように見事な木目模様。
腹部の背中側にある黒い斑模様もおもしろい。

下から見ると腹部も毛が密生しているのがわかる。

上から見ると。
いったい目はどこにあるんだ?
Zさんよく見つけたね、お手柄お手柄。
虫は苦手なのに、近寄って何枚も写真を撮ってくれてありがとー!
このお礼はいつか必ずっ。
それにしても私も実物を見たいナーー。
--チョウ目 シャチホコガ科-- 分布:ほぼ全国
HK
つぶらな瞳、黄金虫。 - 2017.07.15 Sat
一カ月もご無沙汰してしまいました。
久しぶりの記事はなかなか書き難くいもの。
昨日自宅の玄関前で出合ったこの虫に、背中を押されてやっと...。
ゴミを持ってに一歩外へ出ると外廊下にこんな姿が。

2017.7.13
たぶん、コフキコガネ(粉吹黄金)だと思う。
体長20mmちょい、広葉樹の葉を食べる。
体表が薄茶色の硬い毛で覆われているので「粉吹き」。


わたしはこの櫛状の触角を持つ甲虫が大好きなのだ。
上の写真はまだ隠しているけど、
カメラを近付けたら驚いたのか触角を出してくれた。

まだ先端をたたんだままだ。

少しして右の方を少し開いて. . . 。

両方開いてくれたー。
本当はもっと開くんだよ。
黒い大きな目も可愛らしくて、こんな写真が撮れて大満足なのだ。
--コウチュウ目 コガネムシ科 コフキコガネ亜科-- 分布:本州、伊豆諸島など
H2
久しぶりの記事はなかなか書き難くいもの。
昨日自宅の玄関前で出合ったこの虫に、背中を押されてやっと...。
ゴミを持ってに一歩外へ出ると外廊下にこんな姿が。

2017.7.13
たぶん、コフキコガネ(粉吹黄金)だと思う。
体長20mmちょい、広葉樹の葉を食べる。
体表が薄茶色の硬い毛で覆われているので「粉吹き」。


わたしはこの櫛状の触角を持つ甲虫が大好きなのだ。
上の写真はまだ隠しているけど、
カメラを近付けたら驚いたのか触角を出してくれた。

まだ先端をたたんだままだ。

少しして右の方を少し開いて. . . 。

両方開いてくれたー。
本当はもっと開くんだよ。
黒い大きな目も可愛らしくて、こんな写真が撮れて大満足なのだ。
--コウチュウ目 コガネムシ科 コフキコガネ亜科-- 分布:本州、伊豆諸島など
H2
畑の小さい虫たち - 2017.06.16 Fri
3月に今年度の体験農園が始まる頃、畑にはほとんど虫がいない。
正確には、いないというより見えない。
だんだん季節が進み気温が上昇してくると...。
10日ほど前、視界に入った昆虫たちを撮ってみた。

2017.6.5(以下同じ)
ナミテントウ(アブラムシなどを食べる)の二紋型。

小さなハエ。

ハラビロカマキリの子供。

トウモロコシの雄花の穂にたくさん付いていたので
これは怪しいぞ、と穂の中をかき分けてみると。
トウモロコシの敵・アワノメイガの幼虫(ごく小さな芋虫)が数匹いた〜。
チビカマ、遠慮なく食べてね、というかガンバレー!

コナガ(小菜蛾)。
(体長12〜13mm。幼虫はアブラナ科などの葉を食べる。分布:全国)

シバツトガ(芝苞蛾)。
(幼虫は芝生の「害虫」、分布:全国) →過去記事

シロスジツトガ(白条苞蛾)。
(体長20mmほど。ツトガ科、分布:全国)
これからはこの他にも
カメムシやコガネムシの仲間、その他いろいろの季節になる。
TN
正確には、いないというより見えない。
だんだん季節が進み気温が上昇してくると...。
10日ほど前、視界に入った昆虫たちを撮ってみた。

2017.6.5(以下同じ)
ナミテントウ(アブラムシなどを食べる)の二紋型。

小さなハエ。

ハラビロカマキリの子供。

トウモロコシの雄花の穂にたくさん付いていたので
これは怪しいぞ、と穂の中をかき分けてみると。
トウモロコシの敵・アワノメイガの幼虫(ごく小さな芋虫)が数匹いた〜。
チビカマ、遠慮なく食べてね、というかガンバレー!

コナガ(小菜蛾)。
(体長12〜13mm。幼虫はアブラナ科などの葉を食べる。分布:全国)

シバツトガ(芝苞蛾)。
(幼虫は芝生の「害虫」、分布:全国) →過去記事

シロスジツトガ(白条苞蛾)。
(体長20mmほど。ツトガ科、分布:全国)
これからはこの他にも
カメムシやコガネムシの仲間、その他いろいろの季節になる。
TN
今月の二点(2017年5月) - 2017.05.31 Wed
テントウムシ、11種め。 - 2017.05.29 Mon
畑のモロッコインゲンの葉っぱの上、茶色っぽい甲虫が。
しかも白い点紋がたくさん。

2017.5.27
家に帰ってさっそく甲虫図鑑のテントウムシのページを開く。
シロジュウシホシテントウ(白十四星天道)。
大きさは5mm程、ウドンコ病などの菌を食べるそうだ。

十二でなく十四、ここが気に入った。

背中に14個の斑紋があるという意味だ。
専門家はテントウムシの種類を同定する時、
その紋の数だけでなく「並び方」を見る。
下の写真に線と数字を入れてみた。
上翅(甲虫の場合表面の硬い翅)の半分で紋を、横並びに頭の方から数える。
この場合、「紋列が 1-3-2-1」となる。
左右あわせて 7 x 2 =14個、十四星となるわけだ。

因みに奇数の場合は、左右の翅をまたいだ紋があるのだ。
ナナホシテントウでいうと、「1/2 - 2 -1」で 3.5 x 2 = 7個となる。
※これまで記事にした10種のテントウムシ。
ナミテントウ(1、2、3)
ナナホシテントウ(1、2)
ムーアシロホシテントウ
クモガタテントウ(1、2)
ヒメカメノコテントウ(1、2)
ニジュウヤホシテントウ
アカボシテントウ
キイロテントウ(1、2)
ヨツボシテントウ
トホシテントウ
--甲虫目 テントウムシ科-- 分布:全国
TN
しかも白い点紋がたくさん。

2017.5.27
家に帰ってさっそく甲虫図鑑のテントウムシのページを開く。
シロジュウシホシテントウ(白十四星天道)。
大きさは5mm程、ウドンコ病などの菌を食べるそうだ。

十二でなく十四、ここが気に入った。

背中に14個の斑紋があるという意味だ。
専門家はテントウムシの種類を同定する時、
その紋の数だけでなく「並び方」を見る。
下の写真に線と数字を入れてみた。
上翅(甲虫の場合表面の硬い翅)の半分で紋を、横並びに頭の方から数える。
この場合、「紋列が 1-3-2-1」となる。
左右あわせて 7 x 2 =14個、十四星となるわけだ。

因みに奇数の場合は、左右の翅をまたいだ紋があるのだ。
ナナホシテントウでいうと、「1/2 - 2 -1」で 3.5 x 2 = 7個となる。
※これまで記事にした10種のテントウムシ。
ナミテントウ(1、2、3)
ナナホシテントウ(1、2)
ムーアシロホシテントウ
クモガタテントウ(1、2)
ヒメカメノコテントウ(1、2)
ニジュウヤホシテントウ
アカボシテントウ
キイロテントウ(1、2)
ヨツボシテントウ
トホシテントウ
--甲虫目 テントウムシ科-- 分布:全国
TN
赤くてつやつやだぁ。 - 2017.05.21 Sun
空地道草 ヘラオオバコ 2 - 2017.05.17 Wed
やあ、久しぶりだね、おはよう! ヘラオオバコ君。

2017.5.2
ヘラオオバコ(篦大葉子)。
人が歩く草はらならたいてい生えているオオバコの仲間だ。
葉の形が長いので「篦=へら」オオバコ。
花穂はオオバコより短く柄が長い。

花の始めはこんな感じ。

下から咲き始め、上へ上へと咲き進んでいく。

飛び出している白いのはオシベ。
これが目立っていて、土星の輪っかみたいで面白い。
全体の姿はオオバコよりかなり優雅だ。

オオバコの仲間の花穂は、
先に咲くのが雄花(下部)で先端にいくと雌花が咲く。
そのへんの説明はヘラオオバコの過去記事を見てね。
いつもの公園には生えていない(見たことが無い)ので、
何年ぶりかの出会いだった。
--シソ目 オオバコ科 オオバコ属-- 分布:全国
H2SUI

2017.5.2
ヘラオオバコ(篦大葉子)。
人が歩く草はらならたいてい生えているオオバコの仲間だ。
葉の形が長いので「篦=へら」オオバコ。
花穂はオオバコより短く柄が長い。

花の始めはこんな感じ。

下から咲き始め、上へ上へと咲き進んでいく。

飛び出している白いのはオシベ。
これが目立っていて、土星の輪っかみたいで面白い。
全体の姿はオオバコよりかなり優雅だ。

オオバコの仲間の花穂は、
先に咲くのが雄花(下部)で先端にいくと雌花が咲く。
そのへんの説明はヘラオオバコの過去記事を見てね。
いつもの公園には生えていない(見たことが無い)ので、
何年ぶりかの出会いだった。
--シソ目 オオバコ科 オオバコ属-- 分布:全国
H2SUI
空地道草 トウバナ - 2017.05.08 Mon
いつもの公園の小さな森の中には、人間用の小径が何本も走っている。
とは言え完全に管理された公園のこと、すべてに人の手が入っている。
それでも「雑草」は別だ。
小径の端に小さなちいさな花が咲いていた。

2017.4.30(2枚)
花1つの大きさは横幅で3mmほど、うすい赤紫色。
小さ過ぎて上手く撮れない。

これはまだ子供の株で4枚の葉の中央に蕾がちょこんと。

2017.5.2(以下同)
咲きながら成長するので、花の集合が上へと伸びていく。
草の名は トウバナ(塔花)。
名前は高くなっていく花の姿から。

唇型の花で萼も同じような形なのが面白い。

真上から。


最初はこんな地を這った姿でその後茂ってゆくそうだ。
--シソ科 トウバナ属-- 分布:本州以南
HK
とは言え完全に管理された公園のこと、すべてに人の手が入っている。
それでも「雑草」は別だ。
小径の端に小さなちいさな花が咲いていた。

2017.4.30(2枚)
花1つの大きさは横幅で3mmほど、うすい赤紫色。
小さ過ぎて上手く撮れない。

これはまだ子供の株で4枚の葉の中央に蕾がちょこんと。

2017.5.2(以下同)
咲きながら成長するので、花の集合が上へと伸びていく。
草の名は トウバナ(塔花)。
名前は高くなっていく花の姿から。

唇型の花で萼も同じような形なのが面白い。

真上から。


最初はこんな地を這った姿でその後茂ってゆくそうだ。
--シソ科 トウバナ属-- 分布:本州以南
HK